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第九話 本格的に調べましょう!

お待たせしました!

投稿します!


読んで頂ければ幸いです!

 朝起きると私の隣にさくらが眠っていた。これだけ聞くだけなら普通なのだ……入院して同じ部屋でさくらがベッドに私が簡易ベッドに寝てるのだから……


 だが、現在の状況はというと……


 私の寝ている簡易ベッドにさくらと一緒に寝ているのだ!しかも手を繋いで!


(嬉しいが、嬉しいのだが…どうやって入ってきたの?昨日まで歩くのもおぼつかないのに!)


「う、うーん、ふわーあ、おはよ〜」


 一つあくびをして目を擦りながら朝の挨拶をするさくらに私も普通に挨拶した。


「あ、うん、おはよう。じゃなくて!どうやってこっちまで来たの?」


 私も挨拶をしてから、どうやってこっちのベッドまで移ったか聞いてみた。


「えっ?歩いてだよ!もう普通に歩けるからね!」


 そう言うとさくらはベッドから立ち上がりぴょんぴょん跳ねてみせた。


「あはは、そっか!やっぱり回復力あるね!良かった、良かった!」


 そう言って私はさくらの頭を撫でた。朝の8時に朝食を食べて、二人で談笑していた。すると、昨日の警察の方々が来た。


「失礼します!」


「あ、昨日の警察の方ですね。」


 私は部屋に入ってきた二人に対して頭を下げた。


「初めましてさくらちゃん。体調はどう?」


「は、初めまして。体調は回復出来てます。あかりさんのお陰です!」


 少し安心する警察のお二人だった。


「そっか、じゃあまずは改めて名前を教えて貰えるかな?」


「はい、雪乃さくらです。11歳です。」


 さくらは質問に答えていく。答えてる間外に出てようと思ったがさくらが腕を掴んで離してくれなかった……警察の二人も特に私が居ても何も言わなかったからいいのかな?と思いつつ警察の質問は終わる。


「じゃあ最後にさくらちゃん、あの家に戻りたいと思いますか?」

「絶対に嫌です!」


 さくらは力一杯否定した。当然だと思う……死の淵まで追い込まれたんだからこの反応は当然であった。


「そっか、じゃあ児童養護施設に行く事になるけど……大丈夫?」


「え?」


 警察官の言葉にさくらは驚いていた。


「未成年だからね、まだ一人で暮らししてはいけない子供を保護する施設で似た様な子供達がいる場所で暮らすの。もちろんこのお姉ちゃんとかとも会いに行けるから不自由じゃないよ。」


「嫌だ……」


 さくらは小さくつぶやいた。


「絶対に行かない!私はあかりお姉ちゃんと一緒に住むの!」


「「えっ?」」


「ちょっとさくらちゃん!何言ってるの?それはさくらちゃんが決めて良い事じゃ……」


 警察の方が反論するもさくらは止まらない!


「嫌だったら嫌なの!やっと会えたのに…またお別れなんて!絶対認めない!」


 ぜぇーぜぇーと息を切らして顔は真っ赤になって涙目になりながら反抗してるさくらに私は何も言えなかった…私も一緒に居たいでもそう簡単にいかないのだ……この国にも法律がある。それを曲げるほどの力は今の私には持っていない……そんな事を考えてると、急にさくらが倒れそうになったので私は前に出てさくらの身体を支える。さくらの身体が軽かったのが幸いした二人揃って倒れる事もなく、持ち堪える事が出来た。さくらをベッドに寝かせてから直ぐにナースコールを押した。お医者さんと看護師さんが来てくた。


 私と警察官二人はその間待合室にいた。


「お前さん相当なつかれてんな。」


 男の警察官が言ってきた。


「あはは…」


私は力なく笑う事しか出来なかった。


「でも、本当に凄かったわね、あんな小さい子があそこまで否定するなんて……」


「私も驚きましたよ。あそこまで暴れるとは……」


 私は愛想笑いを浮かべながら答えた。


「でも、いいなーあそこまで愛されてるのも……私も離れたくないって一緒に居たいって言ってくれる人が欲しいわ。」


 女の警察官に突拍子もない事言われてビクッとする。


「いやいや、まだそんな関係では……」


 私の言葉にニヤニヤしている二人の警察官、


「「まだ、ねー」」


「若いっていいよねー」

「いいよなー」


 ニヤニヤしながら私を肴に愉しんでる解せない……そうしているうちにお医者さんがさくらの病室から出てきた。


「先生さくらの具合はどうですか?」


 私は直ぐに駆け寄って病状を聞く。


「うん、もう落ち着いているよ……今は寝てるけどね。少し興奮して過呼吸になったみたいだね。あまり興奮させない様にね!」


「はい、分かりました。ありがとうございます。」


「ふぅーとりあえず大丈夫そうだな、じゃあ俺たちは帰るわ。あの子に謝っておいてくれないか?悪かったってな!」


 そう言って後ろを向く二人に対して私は思う事があった。


「自分たちで謝った方がいいのでは?」


 私は少し棘のある言い方で聞いた。


「嬢ちゃんも手厳しいなーもちろん次来た時に謝るよ!だがな、俺たちはあの子の親を見つけて捕まえなくちゃならないんだ!それが俺たちの仕事なもんでな!」


 男の警察官はそう言った言葉にはどこか憎しみを帯びている感じだった。


「そうですか、それではそちらはお願いします!」


 私は頭を下げて一礼する。


「おう!任せときな!嬢ちゃんもあのお姫様をしっかり守りなよ!」


 最後はチャラけてたがしっかりした警察官なのは分かった。病室に戻ると寝息を立ててるさくらがいた。またしばらくは目覚めないだろう。なので私は母に連絡する事にした。

という事で題名とは裏腹にそこまで調べておりません。

どちらかと言うとさくらがあかりの事をどれくらい好きでいるのかと、あかりをいじるキャラがまた増えたって感じですね。


ここまで読んで頂きありがとうございました!

次回も読んで頂けると幸いです!

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