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第七十五話 特訓

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

一旦家に帰った私は荷物を置いて、ある程度仕込みをした後、公園に向かった。まだえりちゃんは来ていないので、誰も居ない。

ここは基本誰も居ない。理由はもう少し先に遊具が沢山ある公園があるからだ。

ここにはブランコとすべり台と少しの広場があるくらいだから、みんなあっちにいっちゃうのだ。


5分くらい経った位で、えりちゃんも来た。

「ごめーん!遅くなっちゃって!」

私はブランコを漕ぎながら待っていた。

「いいよー5分位しか待ってないからねーじゃあ始めよう!」

「うん、じゃあ、少し広い方で練習しようか」

私たちは公園の遊具のない広い場所へ移動した。

「じゃあ少し走ってみて、普通にね、さくらちゃんが走りやすいようにね」

私は頷くと公園の端から端まで走った。

「うん、今の走り方だと、そこまで早くはならないね、あと、さくらちゃんは足を上に上げすぎだね、歩く時みたいに斜め前に出すと良いよ。」

「斜め前に?うーん…あっ、そう言うことね!」

私は納得してもう一度走ってみた。

確かに少し速くなった気がする。

「うん、そうそう、二人三脚の時はれんちゃんが引っ張ってくれてるからそこまで目立たなかったけど、改めて一人で走ると改善点が見えてくるね!よし、もう一度やってみようか!」

私は頷き。もう一度走る。

「もっと地面を強く蹴っていいよ!そしたらその分前に足がでるからね!」

私はアドバイスを聞いて地面を強く蹴る。

そしてだんだんコツを掴んでくる。

足の親指に力を入れていく。

「はーい、そこまでだよ!」

急にえりちゃんに走るのを止められた。

「さくらちゃん力入れすぎ!これじゃあ、足にまめができるよ!」

「でも、直ぐに出来ないと今週の運動会に…」

「間に合わないよ。でも、少しの力添えになるんだよー大体直ぐに出来るなら苦労しないからね。来年の為に少しずつ慣れて行くといいよ!」

「そういうものかなー?」

私は納得がいかない顔をしていると思う。

「納得出来ないと思うけど、運動会に出られなかったら元も子もないからね、ゆっくり鍛えていけばいいよ!」

「ぐぬぬ…はぁー分かったよーでも、明日も練習するから付き合ってね!」

「りょーかい!でも、無理はさせないからね!」

「はーい!えりちゃん、今日はありがとうね!」

「こちらこそ楽しかったよーというか、放課後に遊んだのって初めてじゃない?」

「…そうだね!初めてだね!」

私たちはお互いに笑い合った。

ようやく私にも友達と遊ぶ時間が出来ました。


お家に帰るとまだ誰も帰って来ていなかった。

なので、さっきの習った事を復習をしてた。

足の力を入れる場所、足の運び方、実際に少し走ったりもして身体をなれさせてみた。


そんな事をしていると、お義母さんが帰ってきた。

「あら?さくらちゃん、何してるのかな?」

「あっ…おかえりなさい。」

「さくらちゃん、前に言ったわよね、走り回るなら外でしなさいって。」

笑顔だけど、目が笑ってない…

「ご、ごめんなさい…!今週、運動会だから少し練習してたの…」

「私たちに少しでも良いところ見せたいっていうさくらちゃんの気持ちは分かるわよ。」

頭をなでながら言われる。だけど、未だに目が怖い…

「だけどね…言った事を守れない子にはお仕置きして解らせるのが親の仕事なのよね…」

「は、はい…」

「覚悟はできてるわよね!」

私は頷くことしか出来なかった…

私はお義母さんの膝に乗せられてお尻を20回叩かれた…あかりお姉ちゃんに対するお仕置きに比べれば優しい方だけど、やっぱり痛かった…


そしてお姉ちゃんとお義父さんも帰ってきた。

少し怖い思いをしました。これからは二度と家の中で走り回らないと心の中で誓う私でした。

家の中ではあまり派手な運動は控えましょう。

埃が舞い上がったりすると綺麗好きな人からは怒られます!気をつけましょう!


それではここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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