第七十三話 お手伝い
お待たせしました!
それでは本編をどうぞ!
「ただいま!」
私が帰ると、誰も居なかった…
大体私が一番帰りが早いから仕方ないのだ。
私は手洗いうがいをしておやつを食べる。
今日のおやつはチョコレート。冷蔵庫に入っている。甘くて結構好き!誰も知らないけど、私な結構飴とかも好きなのだ。よくお腹が空いていた時やご飯を貰えなかった時に食べてたのが、飴玉だったから私の主食であり、おやつでもあった。だからいつの間にか私の一番好きな食べ物は飴玉になっていた。
ただこの話は誰にも出来ない。特にあかりお姉ちゃんには…たぶん知ったら刑務所に行って暴れるだろう。私のノートを見た後も刑務所から出たら捕まえて海に沈めるとか言ってたし…これ以上は内緒にしておこうと思っている。
おやつを食べてから、私はお米を洗って、炊飯器をセットする。
そして、お使いに行く。メモはテーブルの上に置いてくれてるからそれを持って商店街へ行くのだ。
商店街へ行くとやっぱり色んな人からの視線が私に集まる。学校でもそうだけど…そんなに私変わったのかな?そして私はメモを見て何処から廻るかを考える。
(うーんと、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉200、ニンジン2本、あとはカレー粉かー、ん?あっ!食器用洗剤もだ!)
メモを見た私は買う順番を決めた、先にカレー粉と食器用洗剤を買いに百均に行った。
ここでは特に問題なく買い物を終えた。
そして、八百屋さんに着くと、八百屋のおばさんに物凄い反応をされた!
「まぁー!さくらちゃん!髪色変えたねーお人形さんみたいね!」
「ありがとうございます!染めてたのを元に戻しました!今の学校は黒じゃなくても良いそうなので、戻しました!」
「まぁー、そうなの!そっちの方が良いわよ!似合ってるもの!」
「えへへ、」
褒められたらやっぱり嬉しい!可愛いとか、綺麗とか言われるとなんだか自信に繋がる気がする。
「ええーとね、じゃがいもと玉ねぎ、それとニンジンを2本下さい!」
「はいよ!ちょっと待っててね!」
おばさんは手際良くニンジン2本とじゃがいも、玉ねぎを袋は入れてくれた。
私はお金を渡して、最後のお肉屋さんへと向かった。
お肉屋さんでも、同じような会話をしてから、お肉を買って帰りました。
帰る途中にえりちゃんに会った。お使いだそうです。遠くからでも、私がわかったみたいで、えりちゃん曰く、「さくらちゃんほど可愛い女の子はこの町にはいないからね!直ぐにわかるよ!」との事です。
えりちゃんと少し話してから私はお家へと帰り着いた。お肉を冷蔵庫に入れたら、下ごしらえをする。この間野菜の切り方を教えて貰ったので実践してみたかったのだ、
まず、玉ねぎの皮を剥いてから、一口サイズの大きさにした。
次にじゃがいもとニンジンの皮をピーラーを使って剥いた。剥き終わったら、さっきと同じように一口サイズに切っておく。
最後に玉ねぎをボールに入れる、じゃがいもとニンジンは別のボールに入れて、キッチンペーパーを上に置いて蓋代わりにする。
後は、お義母さんが帰ってから作ります。
あまり早く作っても冷えちゃうからね!
時刻は十七時半過ぎです。
ご飯のスイッチを入れて、誰か帰って来るのを待ちます。
「ただいまー!」
「おかえりなさい!お義母さん!」
「はーい、さくらちゃん!良い子にしてた?」
「うん、買い物して来たよーあとね!野菜も切っておいたよ!」
「えっ!そこまでしてくれたの⁉︎助かるわー」
「えへへ、」
お義母さんは私の頭を撫でて褒めてくれました。
やっぱり誰かに褒めて貰えるのは嬉しいです!
そこから二人でカレーを作りました。出来上がる頃にはお姉ちゃんもお義父さんも帰ってきました。
「今日はねーさくらちゃんが手伝ってくれたから楽できちゃった!ありがとうね!」
「へぇーさくらありがとうね!何して手伝ったの?」
「買い物してきて、野菜切ったよ!」
「おおーあかりより凄いなーあかりの場合野菜を切ったら殆どぶつ切りだからな、さくらちゃんの方が上手いよ!」
「ちょっ!言い過ぎじゃない?」
「「言い過ぎじゃない!」」
お義父さんの物言いにお姉ちゃんは反論したけどお義父さんもお義母さんも完全否定していた。
まだお姉ちゃんは抗議していたが、結局負けたのでした。
食事が終わった後、今日貰ってきたプリントをお義母さんに渡した。日程を合わせてくれるそうなので、返事はまだ保留という事になりました。
これで今日やる事は終わりました。
疲れたけど、楽しい一日です!
こうして今日も私の一日は終わっていったのでした。
最近読んでくれる方が増えて来て嬉しいです。
ありがとうございます!
これからも頑張りますので宜しくお願いします!
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
次回もお楽しみに!




