第七十話 美容院へ行こう
お待たせしました!
それでは本編をどうぞ!
土曜日の午後、部活が終わり、家へと帰った。
「ただいまー」「おかえり!お姉ちゃん!」
さくらは早く美容院に行きたくてうずうずしている様子だ。というより、昨日の夜からテンションが高いのだ。
「何かいい事あったの?」と聞くと「内緒だよー明日のお楽しみ!」とテンション高くはぐらかしてくる。
(とりあえず行く時は手を繋いで行こう。じゃないと事故に遭いそうだ…)
そのくらい今のさくらのテンションは高いのだ。
お昼を食べて、予約は十四時だから少し休んで行く事にした。
「あ、そうそう、くみも一緒に行くから、さくらは少し落ち着く事!今のテンションだと引かれるどころか迷惑かける事になりそうだからね」
「はーい!」
「じゃあ、さくら、深呼吸して、」
さくらはその場で深呼吸をした。
少し落ち着いた様で私の側に座っている。
「お姉ちゃんはどんな髪型にするの?」
「えっ?私は普通に少し短くしてもらうだけだよ。変に髪型を変えると運動してて、違和感がありそうだし、私的にもロングの方が好きだからね。」
「そっか!じゃあ私もロングのままにしとこう!お姉ちゃんが好きな髪型にしときたいからねー」
「まぁ、そこはさくらに任せるよ、好きな髪型にしなよ!」
「はーい!」
さくらのテンションが高いのか、元気なのかわからないが、返事は凄く明るい。
「じゃあ、そろそろ行こうか!」
「うん、行こう!」
私とさくらはくみの家に向かい、一緒に美容院に行く。
「こんにちは、さくらちゃん!」
「こんにちは、くみお姉ちゃん!」
「さくらちゃん、凄く元気だねー」
「うん!」
「昨日の夜から凄くテンション高いのよ。さくらは久しぶりの美容院らしいからね、楽しみで仕方ないんだよ。」
さくらが元気な理由をくみに説明する。
「そりゃー女の子だもん、好きな人に綺麗な自分を見せたいのよ!ねぇー?」
「ねぇー!」
私には分からない事だ。まぁ好きな人の前でカッコつけたいのと同じなのかな?
そして、私たちは歩いて美容院に行った。
着いたのは予約の五分前だった。
「いらっしゃいませ!二名でご予約の高木様ですかね?」
「はい、高木です。」
「もう一人は、一名様でご予約の青木様ですかね?」
「はい!」
「では、先にお姉さん達から始めますか?」
「どうする、さくら?」
「うん、私は後ででいいよー!」
「らしいので私たちからでお願いします!」
「わかりました。では、こちらへどうぞ!」
私たちは先にカットしてもらった。
私はカットだけだったのですぐに終わった。
戻るとさくらも呼ばれていた。
私は待合室で雑誌を読んで待っていた。
しばらくするとくみが戻ってきた。
髪型が少し変わっていた。
「どぉ?あかり?似合ってるかな?」
「うん、似合ってるよーイメージが少し変わったよ!」
「そぉ?少し長くし過ぎてたからカットしてもらってボブヘアーにしてもらった!」
ニコニコしながら話している。やっぱりくみも私達のこと好きなのがわかる。好きな人に綺麗な自分を見せたいのだろう。さっきからくみもテンションがいつもより高い。私にはあまり分からないが…
「あかりは本当に男っぽいよねー私とさくらちゃんの気持ちが理解出来てなさそうだもの…」
「うん、正直には…でも、彼女が綺麗だと鼻が高いよ!」
「上手い事言うわね!あかりも偶にはカットだけじゃなく、綺麗にしてみたら?」
「遠慮しときます。私は綺麗なくみとさくらを見ている方が良いよ!その代わり私は二人にカッコいい所を魅せ付けてあげる!」
「そぉ…?じゃあ期待して待ってるわ!」
そんな話をして、まださくらは戻ってこなかった為私たちは雑誌を読んで待っていた。
二時間位待ってたらさくらが戻ってきた!
そして私たちはさくらの変わりようにびっくりした!
「お待たせ!お姉ちゃんたち!」
9時と21時2回投稿にも慣れてきました。
少し時間に追われてる感じですが、ゆっくりやれてるのでいい感じです。
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!




