第六十九話 休息
お待たせしました!
それでは本編をどうぞ!
さくらにみっちりお仕置きされた次の日
さくらはいつも通り学校へ、私はというと…
休んでいた。頭が若干重く。熱を測ると三十七度だった。大事をとって休む事にした。
確かに最近疲れていたからいい感じに休めたと思う。昼間には平熱に戻っていた事から明日はもう行けるだろう。
風邪ではないからよかったよかった。
昼からが暇だった…本当に何もないのだ。少し勉強もしていたが、やはり暇である。さくらが帰ってくるまで特に予定もない為、部屋の掃除をした。掃除機をかけてた。
本棚を見ると久しぶりに漫画が読みたくなった。
掃除機をかけ終わったので部屋で漫画を読んでいた。
よくよく見てみると私の読む範囲も広いと思う。
恋愛系に、バトル系、ミステリー系、と様々だ。
今読んでいるのは恋愛系だ、一番好きな話だった。それこそ前世の私たちの様な話だ、だけどこの話では最後は騎士と姫さまは結婚している。嬉しいけど、羨ましかった…あの時戦争から逃げて姫さまを攫っていたらと思う。
そうすれば、また違った未来へ行けたのでは?そんな事を思っていた。
(まぁ、あんな殺伐とした世界で一緒になるよりこの世界の方が安全だからいいけどね。)
私がそんな事を思いながら本を読んでいると、玄関の扉が開く音がした。
「ただいま!」
さくらの声である。私は急いで玄関へと向かった。
さくらは靴を脱いでいた。
靴を脱が終わったさくらを抱っこして「おかえり」と言った。
「お姉ちゃん…まだ片方脱いでないよ!」
「…あ、ごめん!早かったね…」
「もぅ!いきなりは恥ずかしいから!」
そんな事言いつつも嬉しそうな顔をするさくらは凄く可愛いかった。
こちらもちゃんと確認すれば良かったのだが、早とちりしてしまった。
靴を脱いで家に上がるさくらをもう一度抱っこした。
文句は言ってこないが、顔は真っ赤だ。
「お姉ちゃん、熱は下がったの?」
「下がったよーほら!」
私はさくらのおでこに自分のおでこをくっつけた。
「さくらの方が熱くない?大丈夫?」
「だ、大丈夫だよ!少し…なんでもない!」
「何を隠してるのかなー?」
「なんでもないよー!」
さくらは必死に隠そうとしているが、嬉しくて照れてるのと恥ずかしさがごっちゃになっているのがわかる。
「ふふふ、じゃあそういう事にしといてあげる」
「…いじわる…」
「そういえばさくら、今日は髪型変えたね、いつもはポニーテールなのに、今日はツインテールだね!学校で何かあったの?」
「あーこれね、私、髪が長いからいろいろ試してもらってたの。えりちゃんとれんちゃんが私に合う髪型を試していて、これに落ち着いたの!」
「へぇー新鮮だねー他にはどんなのしたの?」
「えーとねーお団子とか、三つ編みとかもしたよーただ三つ編みだと幼くなりすきて、私が嫌だったの、だからツインテールで落ち着いたんだよ!」
「なるほどねーツインテールもいいけど、今度美容院にいったらウェーブかけて貰おうか!今度私も行くしさ!」
「えっ!ほんと⁉︎やったー!美容院は久しぶり!叔父さんの家では一度も行かせてもらえなかったからお母さんと行った時以来かも!」
「ちょっと待って!じゃあ今までどうしてたの?」
「自分で切ってたよ、長いから目の前まで持ってきて長さ揃えてた。結構失敗したから笑われたけどね…」
(うん、あのノートに書いてあった事といい今回の事といいやっぱりあの世に送った方が良さそうだ…)
「お姉ちゃんどうしたの?顔が怖いよ…」
「大丈夫だよーさくらは気にしなくて…」
私はどんな顔をしてたのだろうか…とりあえずさくらが怯えているので、一旦話を戻す事にした。
「それじゃ、美容院いつ行く?」
「土曜日か日曜日でいいんじゃない?お姉ちゃんの部活次第だし、」
「それもそうだね、予定では土曜日の午後は休みだったはずだから土曜日に行こうか!」
「うん、わかった!」
さくらは凄く楽しそうな表情をしている。これは何かやってみたい髪型とかありそうだ。
とりあえず、土曜日が楽しみである。
たまにはさくらを弄るのも楽しいですね、
またやろうと思います!
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
次回更新もお楽しみにー!




