第六十三話 友達
読んで頂きありがとうございます!
それでは本編をどうぞ!
私の左足と本田さんの右足を布で縛る
「じゃあ真ん中の足からね!」
「うん!じゃあ行くよ!」
「「せーのっ!」」
「一二、一二、一二!」
思いの外上手く行ってた。けど…
「うわっ!」
私がこけてしまった…
えりちゃんがすぐに駆け寄ってきて、本田さんが心配してくる。
「大丈夫?どうしたの?雪乃さんなんで?」
「曲がる時に歩幅が合わなかったの…」
「えっ?」
「私は今、外側を走ってるよね?その時に私の歩幅が合わなかったの。」
「えっ、でも、さっきは曲がれたよね?」
本田さんが聞いてくる。
「うん、私が内側の時は変わらないけど、外側だと話が違うの…」
「どうして?」
今度はえりちゃんから質問された。
「私の身長は139cm、本田さんの身長は151cm…10cmも違うと歩幅も変わっちゃうんだ。仕方がないけどね、でも、今みたいに180度で曲がる事はないから本番のグラウンドではそんな事はないと思う。ただコーナーは私が外側だと本田さんに少しだけペース落としてもらわないとこけちゃうかもだから注意して貰っていいかな?」
「うん、わかった!そこは気をつけておくね。じゃあ続けようか!」
本田さんが理解してくれたのでしばらくはコーナーの練習になりそうだ。
昼休みが終わり。教室へ戻る。
午後は普通の授業だった。
社会が遅れてるそうなので、テキパキ進んだ。そろそろテストがありそうなので、しっかりとノートに書き留める。基本は鉛筆で偶にカラーボールペンを使う。赤しかないけど、これはしょうがない赤しか持っていないのだから…
だけど…
「雪乃さんのノート見やすい!見せて!」
「ほんとださくらちゃんのノートわかりやすい!要点が凄くわかる!」
本田さんとえりちゃんが私のノートを見てそれぞれ写してる。
「そうかな?二人の方が色んな色使ってて見やすいと思うけどなー」
「違うよー色とかじゃなくて、雪乃さんのノートは見やすいんだよ!字も綺麗だけど、ここが大事ってところには星マークつけてたり、先生が言ったところとかのメモもあるんだよね!」
「そうそう、それに教科書のページ番号もノートに書いてあって、後で教科書と見比べての復習もしやすいの!」
「でも、テストで本当にそこが出るとは限らないよ?」
私の疑問に本田さんが首を傾げた
「えっ?そんなの当たり前じゃない?私はテストの為に勉強してるんじゃないんだ、知る事が楽しいから本を読んだり勉強したりしてるんだよー」
「えっ?本田さんも?私もだよ!でも、学校に行ってる以上良い点数取らないといけなくない?」
私は素朴な疑問を本田さんに聞いてみた。
「えっ?そんなの関係なくない?楽しい事が私は勉強だっただけで、たぶん他の事が楽しかったら私は全然勉強なんかしてなかったと思うよ?テストの点数なんて副産物の様なものだし、私は体育苦手だけど克服する気ないよ、楽しくないし、興味ないから!」
本田さんは凄いと思った…私はそこまで割り切れないと思う。やるなら結果に繋げたいのが私だからだ、だけど、私は本田さんと仲良くなれると思えた。
「本田さんの考え方は、凄いです!私も勉強していて教科書全て暗記してます!だからこれからは互いに知識を高めていきたいです!」
「うそ!この教科書全て覚えてるの?私より凄くない?」
「そんな事ないです。私は楽しかったのもあるけど分からないならガンガン調べるタイプなので本田さんみたいに切り捨てるって考えには至らなかったです!これからも仲良くして下さい!」
「…ふふっ、やっぱり変わった子…いいよ!お互いに勉強を教え合いましょう!でも、その前に三沢さんみたいに下の名前で読んでよ!私もさくらって呼ぶから!」
「うん!これからよろしくね、れんちゃん!」
「うん、よろしく!さくら!」
「じゃあ私も本田さんの事、下の名前で呼ぶね!」
ずっと黙っていたえりちゃんがようやく会話に戻ってきた。
「うん、いいよー改めてよろしくね!えり」
「こちらこそ!れん!」
今日ここに仲良し三人組が出来た。
この先、私が親友と呼ぶ事になる三人のうちの二人である。
今後の展開どうしようか、考え中です。
二つパターン考えてますが、しっくり来ないです。
もう少し考えます。
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!




