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第六十話 怪我の功名

一日2回投稿で少し落ち着きました。


待ってくれてる皆さんありがとうございます!

それでは本編をどうぞ!

五時間目はそれぞれの種目練習です。

私は借り物競争と二人三脚なので本田さんと練習する事にした。

「雪乃さん。もしかして先生顔色伺った?」

私はびくっとした。その通りだからである。

「なんで分かるの?」

「分かるよ、同じだからね…」

「えっそうなの⁉︎」

私は驚いた、まさか同じ考えとは思わなかったからだ。

「この時期の先生はすぐに怒るからね、些細な事で怒られたくないじゃん。それに二人三脚で雪乃さんと組めるのならそれはそれで役得かもね!」

「どうして、私と組めるのが役得なの?」

「あー雪乃さん知らないのね、小さくて可愛いからみんな雪乃さんと近づきたいのよー特に妹さんや弟が居ない人にとってはね、」

「それはつまり私は妹代わりという事?」

「半分正解だね、半分はハズレ!」

「えー!なんで?今の説明だとそうなるじゃん!」

「そうだねーまだ言わないでおくね!私はその半分に当たるからねー」

「ムーケチー!」

私は頬を膨らませて不満な表情を示す。

「それより雪乃さん?腕大丈夫?赤いよ!火傷してない?」

「あーこれは大丈夫だよ!日焼け止めクリームは塗っているからね、あと少しで日差しも弱くなるから大丈夫でしょ?」

「…保健室行こうか!先生!雪乃さんを保健室に連れて行きますね!」

「えっちょっと…!」

私を無視して先生に言った。

「あら、どうしたの?」

先生が近づいてきてどうしたか聞いてきました。


「雪乃さんの腕が赤くなってるんですよー!ちょっと火傷かな?って思って連れて行きますね!」

「あー確かにこれは酷いね…うん、連れて行ってあげて、」

「はい!」

本田さんは返事をしてそのまま私を保健室へ連れて行った。


保健室の扉を開くと消毒液の独特な匂いがした。

「先生!急患です!」

「ちょっと、本田さん大袈裟だよ!そこまでないから!」

「あら?どうしたの?怪我?」

「火傷かな?日焼けが酷い事になってるの!」

「どれどれ?あー!これは酷いね!なんで早く来なかったの?」

「えっ⁉︎いつもの事なので…」

「何言ってるの!相当痛いはずよ!とりあえず病院へ行きましょう!」

「ふぇ?えー⁉︎」

私は驚きのあまり大声を上げた。


本田さんは担任の先生を呼びに行ってしまった。

その間私は保健室の先生にお説教されました。

先生曰く、皮膚が相当ダメージを受けていて、このまま放置してたら水膨れになってたそうだ。前に一度なったと言ったら、その時も病院に行ったかを聞かれて行ってないと答えて再び怒鳴られた…私はもう少し身体を大切にした方が良さそうだ。

しばらくすると担任の先生と本田さんが私の荷物を持って来てくれた。

「雪乃さんはこのまま今日は帰宅して下さい。プリントは三沢さんに持って行かせますので、安心して下さい。」

「は、はい。」

「病院はお母さんに連れて行って貰いなさいね、電話してるからもう少ししたら来てくれるそうよー」

「ごめんなさい…迷惑かけて…」

「そう思うなら、もっと早く来てね!」

私の頭をなでながら保健室の先生は言った。


しばらくするとお義母さんが迎えに来てくれた。

「さくらちゃん大丈夫⁉︎」

「うん、大した事ないよ…」

私は申し訳なくて顔を上げられない。そんな私に保険室の先生が症状を伝えてた。

「それ、結構ひどいのでは?」

「ええ、たぶん検査もあると思うので急いで病院へ行った方が良いですね。」

「はい、ありがとうございました。さくらちゃん行こうか」

「はい…」

私はお義母さんの手を握って帰る。

車に乗るとお義母さんが訪ねてきた。

「さくらちゃん、正直に答えてね。私に迷惑をかけたとか思ってる。」

直球で私の思ってることを当てられた。私は素直に頷いた。

すると、頭にゲンコツがゴツンと落ちて来た!

「いったーい!」

「そりゃーね、お仕置きだもん!迷惑かけたじゃない!私に対して迷惑だと思ってた事に対してのお仕置きよ!」

「ふぇ?」

私は半泣きの状態で聞き返した。

「さくらちゃんは私たちの大切な娘なんだから迷惑なんて思わないの!次そんなこと思ったらあかりと同じお仕置きをします!いいね?」

「は、はい!」

「よろしい!じゃあ病院に行こうか!」


私は頷いて病院へ行くのであった。

診断結果は火傷でした。

そして明日は休んで病院へ行く事になりました。

塗り薬と炎症を抑える薬を貰って帰りました。

帰るとあかりお姉ちゃんとくみお姉ちゃんが居ました。私の事をお義母さんから聞いていたので来てくれたのだそうです。

私は本当に沢山の人に愛されてます!

私はもう少し自分を大切にしないといけないみたいです。

これからもゆっくり描いていきます。

気長に付き合って頂けると幸いです!


これからもあかり達を見守ってください!


それではここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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