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第五十九話 日常へ

今回から日常の話になります。

いろんなことを話にしてみますので、楽しんでください!


それでは本編をどうぞ!

月曜日から体育の授業です。


私こと雪乃さくらは少し憂鬱です。なぜなら体育というか、かけっこや体操、水泳とかの体育が苦手だからだ。球技だけは得意ではあるので体育自体が嫌いなわけではない。

だが…私はこの時期の体育は嫌いなのです!なぜなら運動会の練習になるからです!

朝学校に来てみると先生達が石灰の粉で白線を引いていたことから察する事が出来ました。


「はぁ…」

私がため息を吐くと後ろから声をかけられる。

「おはよーさくらちゃん!ため息なんて吐いてどうしたの?」

「あー…えりちゃん、おはよー実はね…」

私が憂鬱な理由を話すとえりちゃんもため息をした。

「そうだねー確かに憂鬱だよねー」

「でしょーしかもこの時期の先生たちってやたらとピリピリしてて怖いんだよね…」

「あーそれもあるよね、そんなに怒るんならやらなければいいじゃんとか思ってたよ。」

「あはは!確かに!でも、あれって私たちが危なくない様にする為でもあるから仕方ないんだってさー」

「へぇー私、先生たちがストレス発散の為に八つ当たりしてるのかと思ってた。」

(えりちゃん直球ストレートに言うな…私でもそんな事思わなかったよ…)

えりちゃんに少し戦慄を覚えるさくらであった。


そして、一時間目から運動会の練習が始まった。

まずは行進からである。笛の音に合わせて

一、二!一、二!一、二!

と続く。

そして今度は駆け足である。

この辺りから喉が渇いてくる。休憩はまだかなと時計を見るとまだあと二十分もある…

大体これの繰り返しである。

そしてお決まり言葉も飛ぶ

「貴方達やる気あるの?」

「はい、やり直し!一人のせいで皆んなに迷惑をかけるんだからね!」

「ほら、もっと足上げて!」などなど運動会特有のお説教である。

(やる気あるの?無ければこんな練習に参加なんかしてないよー)などと心の中で悪態を突く私でした。

この地獄が二週間も続くのだ、体育会系じゃない私にとっては地獄である…


やっと休憩に入る。五月は日差しが強いから皮膚がすぐに赤くなる。明日は…というか、今日の夜には火傷になってそう…

私の肌は結構繊細なので日焼けで熱が出たりもする。今日は所々に雲があるから熱は出ないだろうけど。少しの火傷にはなりそう。今までは叔母さんの日焼け止めクリームを勝手に使っていた、貸して欲しい、買って欲しいと言ったら『アンタに使うお金がないなんてない!』って言われたからだ、そのせいで一度熱が出たのだから、勝手に使うしか選択肢はなかったのです。

でも、今はそんな必要もない。あかりお姉ちゃんに借りられるからだ。今日も事情を話したら貸してくれたし、来週の日曜日に買ってくれるそうです。ただやっぱり合わない可能性もあるし、あかりお姉ちゃん曰く結構弱めの日焼け止めらしい。その証拠にもう少し赤くなってきてる。

だからちゃんと自分に合ったクリームが使える事が心底嬉しいのだ。


そして午前の練習が終わり給食の時間である。

体操服から着替えて給食の準備をする。

もちろん、手洗いうがいも忘れずに!


給食を食べた後は昼休みだ、私の今日の昼休みの予定は昼寝です。

正直疲れました…

全ての遊びを断り眠りにつく。腕が熱い…完全に火傷みたくなっている…氷嚢が欲しいくらいに…水膨れこそ出来ていないが腕枕にするには熱いし、痛い…なので腕枕なしで寝てた。机がやけにひんやりしてて気持ちよかった。


そして四時間目は競技決めである。

一人一種目は出ないといけないので、私は借り物競争にした。えりちゃんは障害物競走らしい。

えりちゃんも走るのは苦手らしい。

玉入れと大玉転がしは強制参加らしいので確定です。

だけど、二人三脚がなかなか決まらないみたいです。あと、一組でないといけないらしい。

このままだと先生が不機嫌になって全員で怒られるのがわかってるので私が立候補した。

すると、同じタイミングで、一人意外な人が立候補したのだ。

本田れんさんである。


「よろしくね、雪乃さん!」

「こちらこそ!よろしくお願いします!本田さん!」

という事でストレートに決まったのであった。

本編でえりちゃんが言ってた事は実は私が子供の時にずっと思ってた事です。

まぁ普通に考えて何か怪我でもしたら学校の責任になるんだからピリピリするのは当然ですね、


それではここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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