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第五十四話 あかりとさくらの初デート (前編)

今回は前編後編に分けています。


それでは本編をどうぞ!

朝起きるとさくらはとっくに起きて着替えをしていた。

「お姉ちゃんこれどぉ?似合ってる?」

さくらが着ているのはレモンイエローのワンピースだ。さくら自身の肌が白いのでなかなかに似合っていた。

「うん、似合ってるよ!私も着替えたら降りて行くから先に行ってて、はい、帽子!」

私は白い帽子を被せた。

「これじゃあ上を向いてもお姉ちゃんの顔が見えないよ…」

「うーん…やっぱりさくらには少し大きいかーしょうがないもう少しさくらが大きくなったらあげるね、ほら朝ごはん食べて来な!」

さくらは返事をすると部屋を飛び出して行った。

(さて、私も着替えるか…)

私はタンスから服を出した。


あまりファッションに興味がないので無難にまとめる。

髪は一つ結びにして

白のTシャツの上に水色のアウターを着る

下は白のデニムを履いている。

(まぁまぁかな?)


私が下に降りるとさくらはもう朝食を食べて歯磨きをしていた。

「おふぇちゃんおほいよー」

「歯を磨きながら喋らない!はいはい、ごめんね、さっさと準備するね、」

私も朝食を食べ、歯磨きをして、行く準備をする。

そして9時過ぎに家を出た。

家を出てから少ししてさくらがわたしの服装の感想を言った。

「お姉ちゃん男の子みたいだね!カッコいいよ!」

「さくらにそう言って貰えると嬉しいなー!それにこの格好なら変な男は寄って来ないからいいのかもね!」

さくらに褒められてテンションが上がった私であった。


目的地のショッピングモールに着いた。

まずは映画館に行ってみた。人はまだまばらだったので、チケットはすぐに買えた。見るのは恋愛映画で、女の子同士の恋物語。いわゆる百合作品だ。今後の参考にもなるし、さくらが強く推すので見ることとなった。

「さくら、トイレ行く?」

「うーんあかりが行くなら行く!」

デートという事で今日はさくらも私の事を名前で呼んでくる。新鮮でなんかこそばゆい…

「うん、じゃあ行っとこうか、後でジュースとポップコーン買おうね!」

「ポップコーンはね、塩よりキャラメル味が食べたい!」

「りょーかい!じゃあトイレ行こうね、」


そして、入場開始して席に着く。

劇場内のCMを見るのは結構好きなので私はみるのだが、さくらは早く本編が見たい様で、落ち着きがない。さっきからポップコーンを食べているが、このままだと、本編前に食べ終わりそうだ…

「さくら、少しペース下げて。喉乾くし本編始まってからつまむ物が無くなっちゃうよ」

「あっ!ごめんなさい…待ちきれなくて…」

「もう少しで始まるからいい子で待ってようね。」

「はーい」

そしていよいよ本編が始まった。

内容としては両想いなのになかなか本心で話せない二人の話だった。さくらもかなり真剣にみていた。

(帰りにパンフレット買って帰ろ)

映画が終わり私たちは売店へ行って映画のパンフレットを買った。


そして少しウィンドーショッピングをして楽しんだ。それぞれ行きたい場所へ付き添って行き二人で楽しんだ。

お昼を少し過ぎた頃、私たちはランチにした。理由は混雑に巻き込まれない為である。

あらかじめ昨日決めてたので、私たちはパスタのお店へ入った。

注文を終えて待ってる間はさっき見た映画の話をしていた。

「私たちの方が運命的だったね、」

「そりゃーね、私があそこでさくらに見つけなければ今ここに居ないからねー」

「でも、あんな風にいずれはなりたいなーあかりにキスや、いろいろしてほしいし」

「キスはたまにしてるし、昨日も言ったけど5年は早い!」

「だから、いずれね!」

少し含みのある言い方だが、まぁなるだろうな確実に…嬉しさ反面恥ずかしさ反面ってところかな?

そんな話をしていると注文した料理が運ばれてくる。

私たちは昼食を摂って再びデートをするのであった。

さくらとあかりの服装を考えるのって難しい!

というより私自身がファッションに興味が無いのが悪いのですが…これからも苦戦しそうな気がします。


それではここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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