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第五十二話 苦手教科

なんとか書き終えました!


それでは本編をどうぞ!

日曜日…明日からテストである…

本来ならまとめに入って後は明日の本番を待つばかりなのだが…

私はというと…

「お姉ちゃん!関係代名詞の使い方また間違えてる!これで3回目だよ!」

「うぅ〜ごめんなさい…」

この様に年下(小学生)に叱られながら勉強しているのである…情けない…


「いい!もう一回説明するよ!ここの主語がね…」

もう何度と聞いた説明である…それでも出来ないのだ…というより理解が追いついていないというのが正しい…

もとより英語は苦手で読むのも書くのもダメである。


「ねぇ?お姉ちゃん聞いてるの?」

「聞いてるよーでも関係代名詞ってwhoとかthatとか何を当てはめていいのか分からないんだもん!」

「はぁー少し休憩しようか、お姉ちゃん!このままやっても分からないと思うし、良いやり方を私も考えるから…」

さくらに気を遣わせてしまっている…情けない…


私たちは下に降りて少し休憩をする。

さくらはその間も教科書を読んで教え方を考えていた…本当に申し訳ない…


「あかりお姉ちゃん。これで分かる?」

さくらはノートに関係代名詞をわかりやすくまとめてくれていた。おそらく自分だけで勉強していた時に作っていたのだろう。

「あーなるほどね。これなら分かるかも!」

「じゃあ小テスト作るね、もしこれで30点以下なら私がお姉ちゃんにお仕置きします!いいですね!」

さくらは少し先生ぽく言っているのが可愛いかった。ただお仕置きという単語が出てきたのでもう一度気を引き締めて勉強した。


「じゃあお姉ちゃん!小テスト始まるよ!」

「はい!さくら先生!いつでもどうぞ!」

「じゃあはじめ!」

私は問題を解いていく。

そして…

「お姉ちゃん…」

「えっ?何?まさか…」

「90点!おめでとう!ようやく分かってくれたんだね!」

(なんであんなに重い空気にしたの?)

私はそんな事を思いつつさくらと抱き合って喜ぶのであった!


お昼を食べて勉強をしているとくみが家にきた。どうやら分からない場所があるので教えてもらいに来たという。

なのでここからは三人での勉強会となる。

「それでくみはどこが分からないの?」

「漢文のテスト範囲なんだけど、ここだけ意味が違う様な気がするんだ…だからあかりのノートを見せてもらおうと思ってきたの。」

「なるほどね、それって多分ここじゃない?さくらに聞いたら調べてくれてねーこっちが正しいと思うよ!」

「あっ、本当だ!さくらちゃんありがとう!助かったわ!」

「えへへ」

「えっ?私にお礼は?」

「さくらちゃんが調べてくれたんでしょ?それならさくらちゃんにお礼を言わないと!」

「そうだけどーなんか解せない!」

「ふふふ、ごめん、ごめん!ありがとうね二人とも!これはお礼後で飲んで!ジュースだけど。」

「ありがとう!くみお姉ちゃん!」

「うぅ…最近くみも私の事いじってくるよー」

「あら?前からじゃなかった?」

そういえば…と思う私であった…

そして、くみは書き写した後すぐに家へと帰っていった。流石に試験期間だから時間が惜しいのだろう。


私はさくらと勉強を続けてなんとか明日の試験範囲までの勉強を終わらせた。


「さくら、ありがとう!今日は早めに寝ようね、明日も早いから。」

「うん!おやすみなさい」

「はーい、おやすみなさい。」

やれる事はやった…あとはテストで結果を残すのみ!今日は安心してゆっくり眠れそうだ。




その頃一階では

「あかり達は寝たかな?」

「ええ、寝ましたよ。」

「そっか、じゃあすみれには教えておくよ。さくらちゃんの両親のお墓のあるお寺が見つかったよ!職員さん達が頑張ってくれたみたいだ!」

「良かったわ!それでどこなの?」

「ここから6つ先の駅でそこからバスを乗り継いで行かないとたどり着けない場所だ…」

「そんなに遠いの?」

「ああ、だから車で行った方が良さそうだ。」

「そうね、じゃあみんなが休みの日なら行きましょう!」

「あかり達にはまだ言わない方がいい、特にあかりは明日からテスト期間だし、終わってからが良いだろう。」

「そうね、ふふふなんとかなって良かったわ。」


ようやく光が見えてきた様な顔をする両親。

その上では安心して眠る二人。

さくらが両親のお墓に行く日はそう遠くなさそうである。


テスト期間の話はこれで終わりです。


ここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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