第四十五話 贈り物選び
朝早く起きました、そして一つの話が書き終えたので投稿できました!
早起きは三文の徳ですね!
それでは本番をお楽しみ下さい!
母の日まであと一日…
私は何の準備もしておらず、途方にくれていた…
くみに話したら流石に引かれた。
「あかり、それは流石にないよ…」
「はい…」
「さくらちゃんは用意してるって言ってたんでしょ?」
「はい…」
「…仕方ないから手伝うけど、もう半日しかないよ。何か考えはあるの?」
「一応は…」
「それで、どんなの考えてたの?」
「私もカーネーション贈ろうと思ってたの。でも、さくらと被ってたわけ、だから今こうして再度考え中なの…」
「なるほどね、前もって二人で相談してれば良かったのにね。」
「うん、さくらには余裕を見せていたけど…実際は何も無いんだよねー」
「なるほどねー」
「だから、今からケーキを作ろうかなと…」
「あかり…自分の料理の腕は知ってるよね?」
「うん、まぁそこそこには…」
「やめておきなさい。中学生の時の調理実習で私たち酷い目に遭ってるんだから!」
くみに痛い所を突かれた…そうなのだ、私は塩と砂糖を間違えたり、微塵切りがほとんど乱切りになっていたりと私の料理の腕は酷いものだった…
「だから、くみに手伝ってもらおうと…」
「あのね、あかり…私一人じゃ貴方のサポートは無理です!」
くみに優しく説得された…そこまでなのか?
「ケーキ作ってる時に塩と砂糖を間違えられたり、生地を混ぜてる時にボールごとひっくり返されたら洒落にならないのよね…私一人じゃ手に負えなくなるの…市販のケーキを買いなさい。そしたら平和に終わるから。」
酷い言われようだ…だがしかし…
「そうしたいのは山々なのだけど…」
「何?お金が足りないの?」
「いや、さくらは何かしらやってのプレゼントでしょ?私は買うだけってみっともなくない?」
「うーん、わからなくもないけど、現状出来ない事言ってもしょうがないよ。それに、心がこもっていれば良いと思うよ。まぁー来年はちゃんと準備しておく事だね!」
「ぐぬぬ…」
くみはこういう時正論を言ってくる。そして的を射ててぐうの音もでないのだ。
という事で、部活が終わってから目星をつけに商店街へ来た。
商店街のケーキ屋さんは一件だ。
私はそこで予約する事にした。
「すいませーん!」
「はーい!」
店に入って店員さんを呼ぶ。
奥から若い女の店員さんが出てきた。
「あの、母の日のプレゼントを買いにきたのですが…三千円くらいだと、どんなのがありますか?」
私が聞くと、店員さんは少し考えてから答えてくれました。
「それでしたら、これなどいかがですか?クッキーにメッセージを書く事が出来て贈り物にはよろしいですよ!」
「ケーキは選べるんですか?」
「はい、ケーキはいちごのショートケーキとチョコレート、チーズから選べますよ!」
「それじゃあチーズケーキで!」
「ありがとうございます!」
私はお金を払ってから明日取りに来る事を伝える。
(よし、これで贈り物は出来た。だが、何かもう一つくらいしたいなー)
私はそんな事を思っていると、八百屋さんにさくらが買い物をしているのを見つけた。
「あっ!さくらー!」
「あっ!お姉ちゃん!」
私が近づいていくとさくらの方からも来てくれた。
「今買い物?」
「うん!今日は野菜炒めだから後はお肉を買って帰るの!」
「じゃあ、私も付き合うよ!一緒に行こ!」
「うん!」
私はさくらの手を繋いで一緒に歩いた。
そして、お肉屋さんに向かう途中、さくらと話した。
「さくら、もう一つ私たちで何か作らない?」
「うん、私も考えてた。だからお姉ちゃんがかえってきたら話そうと思ってたの!」
「さくらも⁉︎それで何かアイディアある?」
「うん、手紙を書こうと思ってる。」
「うわー!恥ずかしい!でも、それが一番思いを伝えやすいよね、初めて書くから緊張するなー」
「じゃあ、手紙でいいんだね!」
「うん!どっかでお手紙買おうね!」
そして私たちはお肉屋さんに行く前に文房具屋さんに立ち寄って花柄の便箋を買った。
そしてお肉屋さんに行き、お肉を買って家路についた。
そして夜二人で手紙を書いた。さくらはサクサク書いていたが、私は書きたい事がありすぎて何から書いていいのか迷っていた。
そして午前3時ようやく書き終えた。さくらはもう寝ている。
私も寝る準備をして布団に入りました。
今回は一番悩んで書いてます。
辻褄合わせもですが、何を贈るか、でかなり悩む結果になりました。2時間くらいかかったのは初めてです!それでも皆さんに読んで貰えると思うとワクワクしますね!いつもありがとうございます!
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!




