第三十八話 待ちに待った最終日 前編
今回は前編、後編分けます!
それでは本編をお楽しみください!
私たちが起きたのは7時半であった!
完全に寝坊に近い。
そんな中さくらだけが早起きして、くみのお母さんとお弁当を作っていた。
「おはよーお姉ちゃんたち!お弁当作ったよ!」
「おはよーさくら、起こしてくれれば良いのにー」
私はさくらに少しだけ文句を言う。
「だってお姉ちゃんたち、昨日も部活の練習だったでしょ?起こすのが可哀想だから、ある程度準備してから起こそうとしたの!」
(さくらの気持ちはありがたいけど小学生に全て丸投げではメンツが立たないんだよなー)
私はそんな事を思ったけど、ここはさくらの気持ちに感謝しとこう、
「うん、ありがとう、気持ちだけでも嬉しかったんだけどね、くみのお母さんもありがとうございました!さくらの事面倒見て貰って…」
「いいのよ!それよりさくはちゃん手際がいいわよ!良いお嫁さんになりそう!」
さくらが褒められるとかなり嬉しい!さくらもニコニコ笑って胸を張っている。
「さくら良かったね褒められてるよー、」
「うん、褒められるのは嬉しい!だから、また頑張るね!」
「さぁ、朝ごはん食べましょう!遅くなっちゃうよ!」
くみの一言で思い出す。時間的に余裕がないことに…
私たちは急いで朝ごはんを食べて身支度を整える。
「「「行ってきます!」」」
私たちは挨拶をして出発するのであった。
私たちは二つ駅先のテーマパークに来ていた。
人は多くもなく少なくもなくである。
流石に最終日はゆっくり休んでる人も多いのだろう。
「それじゃあ、さくら何に乗りたい?」
「私には聞いてくれないの⁉︎」
「くみは後!さくらが優先!それに、私たち2ヶ月前に来たでしょう!」
私はくみにそう言うとさくらに指摘された。
「分かってないなーあかりお姉ちゃんは〜それでもくみお姉ちゃんは私と一緒に聞いて貰いたいのよ!甲乙つけられたくないの!」
「流石さくらちゃん!分かってる!」
二人できゃっきゃっ言ってる二人を尻目にそういうものなのかと考えてしまう。
「それで二人は何に乗りたいの?」
「最初だし、ジェットコースターがいい!」
「私も!」
二人がそういうけど、難点が一つ。
「さくら、身長何センチ?」
「えっ?139だったかな?」
「あっ…!」
くみも気づいた様だ。
「さくら、もしかしたら乗れないかも…」
「えっ?」
「ジェットコースターは身長制限があるからもしかしたら乗れないかもしれないよ。」
さくらは少し落ち込んだがとりあえず行く事にする。
「130センチが上限だね!よかったー!」
「良かったね!さくら!」
「うん、一緒に乗れるね!」
という事で、ジェットコースターに乗った。
次もジェットコースターに乗る。今度はさっきのよりも急降下が凄い、
そして次はメリーゴーランドに乗る。何故か分からないけど、何故か乗ってしまう、それがメリーゴーランドだ。
その後もいろいろ乗って楽しんだ。
そしてお昼を食べる。
「「「いただきます!」」」
「凄い!さくらちゃんたこさんウインナー作れるの?」
「えっ?」
私はびっくりした。さくらがそんな事出来るのなんて知らないからだ。
「私のお母さんはそんなの出来ないもん!さくらちゃんでしょ⁉︎」
興奮しながら聞いてくるくみにさくらは少し驚いている。
「うん、私こういうのは得意だからね、お料理好きだし。こんな日にしか役に立たないけど…」
少し照れてるさくらが可愛い過ぎて死にそう…
「私たちは良いお嫁さんに会えたみたいねあかり!」
「そうだね!くみ!」
「そ、そんな事…」
さくらがめちゃくちゃ照れてる!これだけでご飯食べれそう。
そんな変態じみた事を思いつつお弁当を食べていくのであった。
「あら?あかり達じゃん!」
私たちがお昼休憩していると
聞き覚えのある声が聞こえた!
百合系小説は多いですがその中でアニメ化までするのは少ないですね…
もっと増えればと思う今日この頃です。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!




