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第三十七話 お泊まり

最近いろんな方の小説を読んでます。

やっぱり参考になりますね、


それでは本編をお楽しみください!

ゴールデンウイーク4日目の夕方

あかりは家に帰ってきていた。


「さくら準備できた?」

「うん!出来たよ!」


私たちは今日からくみの家にお泊まりだ!なのでその準備をしている。こういう時、さくらは手がかからないので、楽である。


「じゃあそろそろ行こうか!」

「うん!お姉ちゃん!忘れ物ない?」

「うん!大丈夫だよ、さくらこそ大丈夫?」

「うん、私は大丈夫だよ!」


お互いに確認をして出発する。

「じゃあお母さん言ってきます!」

「お義母さん行ってきます!」

「はーい、いってらっしゃい!失礼のない様にね!」


私たちは出発した。そして5分くらいで着く。

その前に大きな公園があり、少しだけ立ち止まる。


「ここで会ったんだよね…」

「うん…あの時を思い出すね…」

さくらはブランコに座る。


「ここから始まったんだよね…」

「うん。私がここでさくらを見つけられなかったらと思うとゾッとするよ…」


「それじゃあ、またここから始まるよ!私たちの恋の物語が!」

「さ、さくら!」

小っ恥ずかしい事を言ってくるさくらに私は顔を真っ赤にして叱る。さくらはひょうひょうとして私の手を繋ぐ。


「じゃあ!行こう!私たちのもう一人の好きな人の処へ!」

「もう!さくらったら!」

嬉しいのやら恥ずかしいのやら、わからないままくみの家に行くのであった。


ピンポーン

さくらがインターホンを鳴らした、インターホンにくみが出る

「こんにちはー」

さくらが挨拶した。

「あーさくらちゃん達?ちょっと待ってね!」

私はさっきの興奮がまだ冷めやまない状態であるが、それでも、平常心でいる。


「いらっしゃい!さくらちゃん、あかり!」

「「お邪魔します!」」

二人で挨拶して家に入る。


「あれ?あかり?顔赤くない?大丈夫?」

「えっ?う、うん、大丈夫よ!」

私は咄嗟に誤魔化すが…


「さっきね、初めてあかりお姉ちゃんと会った公園に行ったの!その時改めて私から告白したの!だから少し照れてるのかも!」

「さくら!余計なことを!」

「は、はーん…なるほどねーそれで答えは貰えたのさくらちゃん?」


ニヤニヤした顔でくみも聞いてくる。


「うーん、返事は貰ってないけど。それでもここまで手を繋いでくれたからそれが答えなんだと思ってるよー」

さくらもニヤニヤしている。

(これは二人にはお仕置きが必要なのかもね…)

私がそんな事を考えていると、奥からくみのお母さんが出てきた。


「あら?いらっしゃい!あっ!さくらちゃん!病院以来ね、元気してた?」

「あっ!おばさん!こんにちは!私は元気だよ!おばさんはどぉ?」

「ふふふ、私も元気よー!今日は楽しんで行ってね!」

「はい!」

さくらとくみのお母さんは随分と親しげに話していた。さくらのこういうコミニケーション能力は凄いと思った。


「あかりちゃんも久しぶりね、元気してた?」

「はい!さくらがお世話になってた様でありがとうございました。」

「いいえ、こちらこそ!さくらちゃんにはいっぱい元気貰ったからね!ありがとう。」


私もくみのお母さんとそこそこに話をしてくみの部屋へと向かった。


「荷物ここに置くね!」

「うん、散らかってるけど好きに使って。」

私はさくらと自分の荷物を置いた。


そして、私たちは雑談を開始した。


程なくしてさくらが「これやりたい」と言ってきた。さくらが持ってきたのはオセロだ。


「こら、人様の家の物を物色しないの!」 

「いいの!いいの!私の部屋のだから気にしないで。」

「だけど…」

「私の部屋の物以外はダメだけど、この部屋の物なら大丈夫だから!」

「うーん、まぁくみが言うならいいけど、さくら!あんまり勝手な事するとお仕置きするからね!わかった?」

どんなにくみが良いと言おうともあまり人様の家で物色するのは良くないので、さくらには釘を刺しておく。

私の目からも次はないよって事が伝わってる様で首コクコクと頷いている。


「じゃあオセロやろうか、さくらちゃん!」

「うん!でも、ルール分からないから教えて!」

(あーさくらはこれも知らないのか…)


「じゃあ、私とくみで一戦やるから見てて、ルールはやりながら教えるから!」

「はーい!」


そして私たちはオセロを始めた。

ルールは至ってシンプルなのであまり教える事はないが、何処を取ると楽とかはやっていきながらである。

そしてゲーム終了である

「よっしゃ!私の勝ち!」

私が買った!結果は25-39


「へぇー枚数が多い方が勝ちなのね!」

「うん、じゃあ今度はさくらとくみでやってみる?」

「うん、やる!」

「お手柔らかにね、さくらちゃん」

結果は…57-7

さくらな勝ちである。

(この子本当に頭いい!末恐ろし…)


「じゃあ次は、あかりお姉ちゃんとやる!」

「私もこのままさくらに惨敗のまま終わらない!トランプの借りここで打つ!」


そして結果は…34-30

……さくらに負けた…

「勝てた!」

「ま、ま、また負けた…」

最後私は角をとったのが敗因となった…

一瞬の隙に飛びついた私にさくらはトドメを刺したのだ…

(いったいこの子何手先まで読んでるの?)


そんなこんなで夕食の時間を迎える。


夕食では、くみのお母さんからとんでもない事を聞かれた!

「それで貴女たち、どこまでやったの?」

「「ぶふー」」

私とくみは吹き出した!この状況でさくらだけは冷静だった。

「ちょっと、お母さん!」

「何よー」

「何よじゃないよ!なんて事聞くの⁉︎」

「ええーだって3人で付き合ってるんでしょう?それならどんな感じか知りたいじゃない!」

いくつになっても女の子は恋バナが好きなのだと実感するあかりであった。


「うーんとね、二人とも私のこと大切にしてくれてるよ!それでね、私も二人の事大好きだから!二人の事を大切にしているよ!」

さくらがいきなり話し始めたけど、当たり障りがないのでホッとした。


「へぇーそうなの!さくらちゃんは偉いねーそれで二人はどうなの?」

再び矛先がこちらに向いた。

「二人はちゃんと恋してるの?中途半端な恋はしない方がいいわよ!」


私たち二人もそれとなくと言った感じで好きだと言った。この気持ちは嘘ではない!嘘ではないが、恥ずかしい!本人たちを目の前に言わされてるのだ、ほとんど公開処刑である。

3人とも顔が真っ赤である。

さくらでさえもだ!言われてる方も恥ずかしいのだ…


「ふふふ、ごちそうさま。素敵な恋をしてるのね!くみをこれからもよろしくね!」

「はい…こちらこそよろしくです…」

普段の練習よりきつい時間であった。


その後お風呂に入った後、

再びオセロをやった!

結果はさくらの全勝である。

恐ろしい…


そして私たちは眠くなるまで遊び続けるのであった。



さくらはかなり好奇心旺盛な風に書いています。そのストッパーがあかりであり、くみでありです。今はさくらの成長も描きつつですので、そちらも楽しんで頂ける幸いです!


それてはここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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