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第二十九話 自由に

短いですが、投稿します!

前の話と分けてしまったので短くなりましたが読んで頂けると幸いです!


それでは本編をお楽しみください!

部活が終わり家へと帰宅する。

「ただいま!」

「あっ!おかえりお姉ちゃん!」

さくらがいきなり飛び込んできた!


私はさくらを受け止めた。


「わっ、と!、さくらー危ないでしょー」


私はさくらの頭を撫でながら軽く叱る。

「えーでもお姉ちゃんのそのにへら〜とした顔で言われても説得力ないよー」


(あーやっぱりそんな顔してたかー)

仕方ないのだ、可愛いのだから!


そうしてさくらを抱えたまま居間の方へ歩いていく。


キッチンの方から水を流す音がするので母さんの居場所も分かった。


「母さんただいま!」

「あ、あかりおかえり!」


そんな何事もない会話をする。

「父さんは?」

私の質問に母さんは答える。

「うーん、今週は忙しいみたいよー学会とかいろいろあるそうよー」

「うーむなかなか合わないなー」

「父さんからあかりに伝言があるのよ!」

「私に?何て?」

「『さくらちゃんの好きな様にさせてあげなさい、もしあかりが分からなければ父さんが教えます。あかりも小学校の頃は空手と柔道がやりたいと言っても父さんは止めなかったでしょ?さくらだけ制限したら可哀想じゃないか、好きな事を飽きるまでさせてあげない。』との事です」


一通り聞いて確かにと思う。


「あれであの人は考えてくれているのよ。私も無理に制限する必要は無いと思うの。さくらちゃんは知識を持ってるからと言って自慢する子じゃないし、何より探究心が見ていて凄いと思ったの。柔道をやってる時のあかりみたいに直向きに真っ直ぐで…だからそのままでいさせましょう。さくらが飽きるまでね!」


父さんも母さんもちゃんと考えていてくれた。それと同時に私は少し傲慢だったのかもしれない。


今も私の足元にしがみ付いてるさくらは笑顔だ。

私もこの笑顔を護りたいそれならどうするのか、決まっている。

私はさくらと目線を合わせる為に屈む

「さくら、勉強好き?」

「うん!好き!」

「そっか、じゃあ好きなだけしようか!

「えっ⁉︎いいの⁉︎」

「うん、その代わり私ともちゃんと遊んでね!」

「もちろんだよ!」


やっぱりそうだよね、無理にやらせたり、止めたりしたら苦しいよね…明るく、元気に、やりたい事をやらせてあげよう。間違えたらその時叱ればいい。それでいいのね。


「はい!じゃあご飯にしようかしら!」


母さんは一つ手を叩いて晩御飯の用意をする。

そして私達も手伝う。これが私達の家族だ。


夜になって、12時近くまでさくらは机で勉強していた。何を勉強してるのか、覗いてみたら保健体育の教科書だった!


「さくら!これはまだ早い!」

「ええーなんで!人体の事もっと知りたい!」

「それでも駄目なものは駄目なの!私の部屋の教科書や本は読んでいいって許可出したけども!これはダメ〜!それにもうこんな時間でしょー?良い子は寝なさい!」


さくらは頬を膨らませて抗議しているが、それでもさくらには早すぎる故に渡せなかった。

さくらの知識欲恐るべし。

ここまで読んで頂きありがとうございました!


まだまだ続きますので、楽しんで行って下さい!


それでは次回更新もお楽しみに!

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