第二十八話 仲間
ペース落ちています…すいません。体調不良が少し酷いのでペース下げてます。落ち着いてきたらまたペースを上げるのでよろしくお願いします!
それでは本編をお楽しみください!
今日も今日とてさくらの話をしている私。
「虚数の話って私たちでもまだ結構先だよ!」
昨日の話をしたらくみにも驚かれた…
「なるほどね、それじゃあ仕方ないね、でも、お父さんもちゃんと関心持ってるからいいじゃん!」
くみはどこか遠くを見る目をした。
「私のお父さんは常に仕事仕事だからわたしになんて…」
「うーん…放任主義ってやつなのかな?」
私はさりげなく言ってみた。
「違うなーお母さんが倒れた時も帰って来なかったし、電話しても出ないから。単に家にお金だけ入れてるだけかもね…」
何も言えなかった…
これ以上は慰めにもならないというのがわかったから…
「そういえば、くみのお母さんも退院したけど、体調どぉ?」
私は話題を変えた。
「あっ!お母さん?そうだった言わないといけない事があったんだ!」
いきなりの反応に私も驚く。
「さくらちゃんが知らぬ間に私のお母さんに会ってたらしいの!」
「はい?」
初耳である。そんな話さくらから聞いてないのだが…
「それが、さくらちゃんが病院の中を散歩していたら会ったみたいなの!それも私がさくらちゃんに会う前に!」
びっくりな話である。帰ったらさくらに詳しく聞こう。
「それでお母さんは元気なの?」
「うん、もう大丈夫そうだよ!パートにも出てるし、またさくらちゃんに会いたいそうよー」
「そっか、そっか!それなら良かった今度さくらと一緒な遊びに行かせてもらうね。」
私もくみのお母さんに会って見たかったので約束する。
そして部活へと行く途中に愛原さんと会った。
「あ、愛原さん!」
私は彼女の名前を呼んだ。
向こうも私に気づいたので足を止めて待ってくれた。
しばらく無言で歩いていて私は一言お礼を言う。
「あの、この前はありがとね、」
「えっ?」
愛原さんは何の事か分からなかったみたいだ。
「あーさくらの退院祝いに来てくれたでしょー。ごめんね、なかなかお礼言えなくて。」
「あーその事ですね。素敵な事があればお祝いするのは当然てす。それにあの人も一緒でしたし。」
「あの人?」
私は素朴な疑問を覚えた。
「松本先輩だよ。あの人が行くのなら私も行きますよ!私の大切な人なので。」
「えっ?」
私の頭はついていけてなかった。頭の中をぐるぐると考えが巡っていく…
「やっぱり知らなかったんですね、私とひかりちゃんは幼馴染で中学の時から付き合っていますよ。たぶん知らないのは高木さんだけかと…」
「ええー!みんな知ってるの?何で?」
「無闇に公表する事でもないですし、主将と副主将も色恋沙汰には敏感ですからね、あの二人が知れば一気に広がりますって!」
「そういえば、私もさくらとの話を根掘り葉掘り聞かれたなーでも、私にはそんな話聞こえて来なかったよ!もしかして私…」
「そういうんじゃないですって!さっきも言いましたが私達から無闇に公表はしません!高木さんが知らなかったのは単に外周や外での筋トレが多くて話が入ってこなかったか、もしくは聞いたのに忘れてたかと思いますよ!」
暗くなる私に愛原さんがフォローをしてくれる。
確かについ数週間前の私は人の色恋沙汰とか興味なかったからなー…忘れてる線が濃厚だな。
「ん?じゃあ何で私に話してきたの?変に公表したりしないんでしょ?」
私の疑問に愛原さんが答えてくれた。
「だって、仲間が出来たんですもん!私達だけ知ってて高木さんだけ知らないのは不公平じゃない?」
「仲間って…大袈裟なー」
「大袈裟ではないですよ!私とひかりちゃんがどれだけ傷つけられたか…同性で恋をしてる。それは貴女が思ってる以上に異質なのです。いじめに遭う事もありました…それでもひかりちゃんと二人で乗り越えてきました。だから…」
そこで愛原さんの言葉が途切れた、でも、その先は分かる
「私達の事心配してくれてるんでしょ。ありがとね!でも、大丈夫よ。もし、さくらがいじめにあってたら…」
そこで、少し切った
「そいつら纏めて地獄に堕とすから!」
かなりドスの聞いた声で言い放った。
「貴女ならやりかね無いわね…そういえば病院に入ってきた不審者を全員半殺しにしたらしいし、そんな心配杞憂だったかしらね。」
(ん?ちょっと待って?)
「全員半殺し?」
「ええ。貴女が入ってきた不審者5人をボコボコにして。病室を血の海に変えたって噂になってるわよ。」
「はぁーーーー⁉︎」
私は大きな声で驚いていた。
「ちょっと待って!私は確かに不審者5人と戦ったけど二人を沈めた所で相手が戦意喪失させたから他3人は無傷のはずよ!」
「それたげしてれば噂に尾びれがついてもおかしくないわよ。」
そう噂とはそういう物なのだ。一人歩きして気づいたら大抵大きく変わっているのだ…
「まぁ、そういう事だから、偶に話を聞いて貰えると嬉しいな、高木さんは何でも一人で背負い込んでそうだし。力になれればいいなーと思ってるから、これからもよろしくお願いします。」
噂の方は置いといて愛原さんが話を戻してきたのでそっちに移ろうとする。正直噂の方は頭の痛い話だが…
「うん、こちらこそ改めて宜しく!」
私達はそのまま体育館へと向かい練習を始めるのであった。
今回新たなペアが出来ました!
番外編とかで書きたいと思ってますのでこちらもよろしくお願いします!
それでは読んで頂きありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!




