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第二百四十八話 お鍋

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ

 さくらが目を覚ます頃には夕方になっていた。


「ほよよー」

「おっ、起きたね。さくら」


 さくらが起きたので熱を測ってみた。


「36.6かー。良かった熱は下がったみたいね。」

「うん。でも、もう少し寝てたい。」


「そっか、じゃあいいよ。母さん達もまだ帰って来てないからね。」


 私はさくらの頭を撫でてあげた。


「お姉ちゃんは何してたの?」

「私?私はねー……」


 さくらが寝た後、私は5分位は机で教科書を読んでいた。しかし。飽きたのだ。なんで飽きたのか。それは物語ではなくなってしまったからだ。なのでその後はずっと漫画を読んでいた。


「も、もちろん勉強してたよ。3学期はさくらも受験だし私自身でテスト頑張らないとね!」

「おおー、凄い!流石私のお姉ちゃんだ!頑張って80点以上取ってね!」


 嘘をついた為、本当に頑張らないといけなくなってしまった……

 安心したのかさくらはまた眠ってしまった。私はというと、続きが気になるので漫画を読んでから勉強を再開するのだった。



 結局読んでしまってから机に向かうも母さんが帰って来た為私は泣く泣く下へ降りて行った。


「おかえりー、今年もおつかれ様。」

「はい、ただいま。さくらちゃんは熱下がった?」


「うん、36.6だったからもう大丈夫よ。」

「そう、良かったわ。早めに病院に連れて行って正解だったわね。」


「ほんとよ、朝起きたら顔が真っ赤だったから焦ったわ。」

「うん、私が仕事行く前に気づけて良かったわ。あかりがおんぶして運ぶところだったものね。」


 正直今日は母さんに感謝……いつもしてるけど、でも車なかったらこの寒空の下さくらを運ばないといけなかったのだから助かったわ。


「じゃああかり食器並べて、私は急いで夕飯の支度するから。」


 という事で、手分けして夕ご飯の準備をするのだった。


「さくら、起きてご飯だよー。」

「……ん……ふぁーおはよー……」


「もうこんばんわだよ。日も沈んだし。」

「夜眠れるかな……?」

「眠れないなら私が起きててあげるから。ほら、ご飯ご飯!」


 私はさくらを起こして下へ連れていくのだった。


「さくらちゃん顔色良くなったわね。良かったわ。」

「ご心配をおかけしました!」


「じゃあ風邪をぶり返さないように今日は温かいお鍋にしたからもう少し待っててね。」


「はーい!」


 そうして鍋が煮立ってきた頃父さんも帰ってきた。


「ただいま、さくらちゃんは大丈夫かい?」

「うん、もう熱は下がったよ。ほら元気にしてるよ。」

「ふぅー、よかったよ。」


 父さんは安堵の表情を浮かべると、手洗いうがいをしてくる。

 そして家族全員揃ってから鍋を食べるのだった。

今日はあと2回更新します。


お楽しみに!

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