二百四十六話 ディナー
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
私たちがトランプしていると再びれんちゃんのお母さんから声がかかった。
「みんなー、出来たわよ。降りてきてー。」
「「「「はーい!」」」」
私たちはれんちゃんのお母さんの待つリビングへと向かった。そこにはご馳走が用意されていて私たちは驚いた。
「こ、こんなにたくさん……」
「れんちゃんの家凄いね……」
「れんっちやっぱり凄いわ……」
私たち3人が感想を言っていたが当のれんちゃん親子はクスクスと笑うだけだった。
「いやいや、クリスマスだし、4人だしこのくらいはしないと。」
「そうよ、クリスマスくらい贅沢しないと!」
「「「あはは……」」」
私たちは乾いた笑いしか出なかった。とりあえず席に着いてグラスにジュースを注いだ。私はえりちゃんにえりちゃんは私に。れんちゃんはさゆりんにさゆりんは連チャンへとジュースを注ぐとクラスを高く持ち上げた。
「じゃあ乾杯!」
「「「乾杯!」」」
カチンッとグラスの当たる音がして私たちは食べ始めた。でも、やっぱりおしゃべりが好きで話が弾んでしまう。
「ねぇ、冬休みはどこか行くの?」
「私はおばあちゃんの家に行くよ。そっちで年越しするの。」
「私もよ。新幹線で今年は行くみたい。」
れんちゃんの質問にえりちゃんとさゆりんは答えた。私はたぶん何処にも行かないから家でお姉ちゃん達と年越しだと伝えた。
「さくらは本当にお姉さんと仲良いよね。」
「妬けちゃうなー。」
「でも、仕方ないよ。強くてかっこよくて美人だよ。私でも惚れちゃうよ。」
「お姉ちゃんに手を出したら……分かってるのね?」
「さ、さくら目がマジだから……冗談だから!やめてその目!」
「なーんだ冗談かー。びっくりした。」
((さくらちゃんもあんな目するんだー……))
私の目が怖かったらしくえりちゃんとさゆりんはびびっていたようだ。
それからご飯を食べ終えてから食器などを片付け終えるとれんちゃんが急にカメラを持ってきた。
「ねぇ、写真撮ろうよ。みんなでさ。」
「うん!撮ろう!」
「いいわね。記念に1枚欲しい。」
私も欲しかったので反論はなかった。という事で何枚か写真を撮って今日のパーティはお終いになりました。
「じゃあまた新学期ね。」
「楽しかったよ。ありがとう!」
「良いお年を!れんちゃん!」
「さくら、それはまだ早いから!」
私の言葉にれんちゃんがツッコミを入れて4人で盛大に笑った。そして、私たち3人はれんちゃんのお母さんに家まで送ってもらった。
帰宅するともうお姉ちゃんもお義父さんも帰って来ていた。
「ただいまー!」
「「おかえりなさいさくらちゃん」」
「おかえりさくら。楽しかった?」
「うん!とっても!」
私が満面の笑みで答えるとお姉ちゃんも笑顔で私の頭を撫でてくれました。
初めてのクリスマスパーティは楽しく終われました。
ようやくクリスマスイベント終わりました。結局年越ししちゃいました。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに!