第二百四十五話 意外な結果
お待たせ致しました。
それでは本編をどうぞ
そこからまた続いた……
「あっ、ようやくリーチ!」
「リーチだー!」
「リーチ!」
ここでれんちゃんもリーチになった。続いて私とえりちゃんもリーチになった。
「さゆりんは何待ちなの?」
「23だよ。さくらちゃんは?」
「81ー、むしろ今は来ないでかなー?」
「さくらは確かに来ないでよね。」
「そういうれんちゃんは何待ちなの?」
「じゅーうご!早くこのドキドキから解放されたいわー。」
「でも、このドキドキがたまらないでしょ?」
「流石さくら、分かってるわね。」
れんちゃんとクスクスと笑っていて、えりちゃんがさっきから無言なのに気づいた。
「えりちゃんどうしたの?何かあった?」
「あっ、ごめんさくらちゃんなに?」
「いや、すっごく静かだったから怖くてね。」
「あー、ごめんね、集中してたの。当たりますようにって。」
「そうなんだ。でも、時の運だからね。」
「分かってるよー。」
さっきの緊張感が解けた様でいつものえりちゃんに戻ってくれました。
そこからまたしばらく何も起こらず進んでいく。
「あ、ダブルリーチだ。」
「私もダブルリーチよ。」
ここに来てれんちゃんとえりちゃんがダブルリーチになる。だけど、その横でついにこの言葉が出た。
「ビンゴだ!」
言ったのはさゆりんだった。まさかのダブルリーチ2人からのビンゴである。
「「うそー!」」
2人の反応はまぁ仕方ない。だけど、これも運なのだから諦めるしかないのだった。
「はい、おめでとう!」
「なんでさくらが景品の受け渡ししてるの?」
「うーん……なんとなく?」
「「なによそれー!」」
こんな感じでビンゴ大会は終わったのだった。ちなみに次にビンゴになったのはえりちゃん、その次はれんちゃん、最後は私になった。
「もうそろそろいい時間だよね。」
「そうね。じゃあ準備してくるわね。」
そう言うとれんちゃんのお母さんは部屋を出て行った。
「ん?何するの?」
「え、晩御飯だよ。みんなで食べるからその準備。」
「ええー、それなら手伝うよ!」
私は立ち上がるとれんちゃんに止められた。
「ダーメ、今日はさくら達はお客さんなんだからゆっくりしててよ。」
「でも……」
「さくらちゃん、お客さんが接客してるお店はないでしょ?大人しくしとこ。」
さゆりんに諭されて私は座った。
「じゃあ出来るまでトランプしてようか、人生ゲームしてたら終わらないからね。」
れんちゃんの言葉に私たちは苦笑いするのだった。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみ!