第二百四十一話 人生ゲーム 中盤戦3
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
現在の順位。
1位 れん 約1億2000万
2位 えり 約6000万
3位 さゆりん 約1000万
ビリ さくら 600万
ここから巻き返しを図るためにも次のルーレットではなるべく良いマスに止まりたい私である。
だけどその前にえりちゃんがルーレットを回す。出た目は4。
「えーっと4だからここね。ルーレットチャンス。出た目の数字だけ所持金倍増!」
「うわー、一気に突き放されるよ!」
「「1こい1こい1こい!」」
私が羨ましがっては一方でれんちゃんとさゆりんは必死に神頼みしているのだった。
「よし、いくよ……」
そう言ってえりちゃんはルーレットを回した。出た目は……3……
「さ、3倍……」
「これは……えりの勝ちかもね。そろそろ終盤だし……」
「まだ諦めるには早いよー。2人ともがんばろうよ。」
「そ、そうね。頑張りましょう!」
という事で、えりちゃんはトップの1億8000万となった。そしてさゆりんは前回無職になったのでここは何か引きたいものだ。
「いくわよ。」
ルーレットの目は……8!
「8かー……資産ないのに大きい目は嫌だなー……えーっと。宝くじに大当たり!4億5000万増える……えっ?」
「うわー、凄い。ここに来てさゆりんがトップだー。」
「さくらは感心してないで自分の事をなんとかしなさい!それにしてもさゆりんついてたわね。」
「本当よ!何その強運は!」
さゆりんがトップとなりかなりトップ争いが険しくなる中私は何食わぬ顔でルーレットを回した。
「えーっと4だからここね。保健加入のお知らせがん保険に毎ターン3000円。とりあえず入っておくわ。」
「さくらちゃん正気?負けてるのよ。ここでそれは無駄な出費になるよ。」
「んー……でも何が起こるか分からないからね。入っておく事に越した事はないよ。」
という事でえりちゃんの静止を振り切り私はがん保険に加入するのだった。
そして1ターン休んだれんちゃんのターンである。出た目は9。
「9だからここね。子供を出産、みんなから祝福される。1人10万円。」
「私たち、さっきかられんによく搾取されてる気がするんだけど……」
「このせいじゃないかな?」
それは私たちも薄々勘づいていたが、とりあえず私は黙っている事にするのだった。
そしていよいよ終盤戦に入るのであった。
現在順位
1位 さゆりん 約5億
2位 えり 約2億
3位 れん 約1億5000万
ビリ さくら 約1300万
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに。
*数字が全角と半角バラバラになってます。すいません。