第二百四十話 人生ゲーム 中盤戦2
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
私だけ借金生活をする中、さゆりんに動きが出た。
「えーと、4だからIT企業に就職決定。年収1000万になる。」
これで私だけが平凡になった……いや、平凡より少し下だ。
1位れん 約6000万円
2位えり 約3000万円
3位さゆりん 約1000万円
ビリさくら 14万円
という事で、私の番だ。ルーレットを回し、出た目はは2である。
「2だから……ここね。会社で重要プロジェクトに選ばれる。奇数の数字で成功!昇進と年俸が2倍に。偶数で失敗、会社が倒産し借金100万円。」
「うわぁー……これエグいわね。」
「さくらファイト!」
「ファイト!」
みんなからのエールを貰ってルーレットを回した。出た目は2……再び借金生活である。
「さくらついてないね。」
「さくらちゃんらしくないよね。」
「さくらちゃん……」
「だ、大丈夫よ。次のターンで盛り返すから……」
とは、言ったものの……もはや巻き返しは絶望的だった。まだ中盤だけど勝負あったかも……と思う私だった。
そして次にれんちゃんがルーレットを回した。出た目は4
「ええーっと、4だからここね。家族旅行でハワイへ、1回休み家族の人数×100万か。」
という事で、れんちゃんは200万を使って1回休みとなった。
次はえりちゃんがルーレットを回した。9。
「9だね。えーっと9だからここね。なになに。無職の男と結婚。資産は増えないが幸せである。」
「つまり、結婚しただけのマスなのね。」
「みたいね。じゃあ次はさゆりんね。」
さゆりんはルーレットを回した。出た目は7。
「7だ。久しぶりに大きな数字が出たかも。えっと。7だからここね。えっ……?」
「倒産により無職に……」
「さゆりんも倒産か〜……世の中世知辛いね〜」
「さくらちゃんいくつよ……」
さゆりんに突っ込まれながらも私が次なのでルーレットを回した。出た目は1。
「1だから隣に行けばいいだけだ。研究者に就職決定!年収700万で働く事に。」
「……良かった〜!なんとかこれで生きていけるよ!」
「なんとかなったわね。」
「とりあえず借金返すね。100万」
私は前回の借金を返して残りは600万になったがなんとかここから巻き返し出来そうだ。
れんちゃんは次のターンは休みなのでえりちゃんのターンになるのだった。
1位 れん 約1億2000万
2位 えり 約6000万
3位 さゆりん 約1000万
ビリ さくら 600万
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに!




