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第二百三十六話 クラッカー

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

 私たちがれんちゃんの家に上がった。


「「「お邪魔します!」」」

「はーい、いらっしゃい。」

「あれ?おばさんは?」

「今買い物行ってるわよ。お菓子の他にもいるからって。」

「マジか……さくらちゃんがこんなに持ってきてくれたのに。」


 私の持ってきた袋を見て、れんちゃんとさゆりんは苦笑いを浮かべるのであった。


「まぁ、いいわ、上がって上がって!」


 私たちはれんちゃんに連れられてリビングへと案内された。


「おおー!クリスマスツリーだ!」

「毎年の事よ。今年はみんなが来るから飾り付けは豪華にしてるわよ。」


 私が感激してしまう。家にもあるけど、飾り付けのレベルが違った。


「はいはい、ツリーはいいから座って座って。」


 れんちゃんに促されて私たちはテーブルに座る。そして、クラッカーが1人ずつ持つ。


「それじゃあ……いくよ!」


 私たちはクラッカーの紐を掴む。


「2学期お疲れ様でした!そして、メリークリスマス!」


パンッ

パンッ

パンッ

………

パンッ


 少し遅れたのは私でした。初めて引いたのでここは許して欲しい……


「よーし!じゃあ何しようか!」

「私、ビンゴゲームカード持ってきたよ。」

「良いけど、最後だね。ちなみに景品は?」

「……あっ!」

「ないのね。」

「じゃあ私が持ってきたお菓子で。」

「……うん、良いかもね。じゃあ最後ね。」

「他には何かある?」

「こんなのがあるよ。」


 えりちゃんが出したのはすごろくだった。だけど真ん中にルーレットがあった。


「これ人生ゲームじゃん!やろうやろう!」

「えっ?すごろくじゃないの?」

「さくらは人生ゲームした事ないの?」

「すごろくとは違うの?」


「違うよー。すごろくは先に上がった人の勝ちだけど人生ゲームは終わった時の残金だからね。ルーレットも1から9まであって運要素もあるのよ。」

「すごろくも大きい目という運があるけどね。」


 れんちゃんの説明にさゆりんがツッコミを入れるけどれんちゃんはスルーした。


「じゃあ最初の所持金はいくらにする?」

「最初だし3000円からで良くない?」

「でも、このゲームしょっぱなから10000円越えのイベントもあるよ。」

「……じゃあ10万円を持ってスタートしましょう。」

「そうしよう!」

「……」

「あれ?さくらちゃんどうしたの?」


 私はおもちゃの一万円札を黙って見てたので心配になったえりちゃんが声をかけてきた。


「いや、このお金が使えたら本が買えるのに……って思ってた。」

「あー、分かる。私もゲーム欲しいんだ。」

「私もアクセサリーが……」


 私の言葉にえりちゃんとれんちゃんが欲しい物を言っていく。そして、さゆりんの一言で私たちは現実に戻される。


「まぁ、買えないんだけどね。」

「「「……はぁー」」」


 私たちはため息を吐いてから人生ゲームを始めるのであった。

今回の話でクラッカー出てきましたけど、自分はわざとみんなとずらしたりしてました。というか、一斉にって無理に近いと思った記憶しかありません。


それではここまで読んで頂きありがとうございました。次回更新もお楽しみに!

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