第二百三十四話 通知表
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
今日は終業式です。そして今日はクリスマスイブでもあります。
「今学期もようやく終わったねー」
「だねー、成績どうだった?」
「私はまぁまぁかなー。少し4が多めだよ。さくらのおかげでね。」
「私もさくらちゃんに教えてもらえて算数は2から3になってたよー。ありがとう。」
「ふふふ。2人の成績が上がったのなら私も嬉しいよ。」
「そういえば、さくらは成績良かったの?」
れんちゃんの質問に私は成績表を見て確認する。
「私はうーん……あんまり変わらないかな?」
「どれどれ……」
私の成績表を横から見た2人は固まってしまった。
「な、何よこの成績表は!」
「流石としか思えないよね。流石さくらちゃん5教科と家庭科が5で体育と図工は4って……」
「後で、さゆりんにも見せてあげよ。」
「あのー……私の成績表なんですけど……」
私の成績表を見て興奮する2人であった。
「すごーい!流石さくらちゃん。」
ホームルームを終えて私たちはさゆりんと合流した。今さゆりんは私の成績表を見て驚いていた。
「ところでさゆりんは成績どうだったの?」
「私は国語と算数は5で後は4だよ。」
「さ、さゆりんも凄いわね。」
私は素直にさゆりんの成績も凄いと思った。
「ところで、今日はれんちゃんの家でクリスマス会するんだよね?」
「そうだよ。お昼食べたら早く来てね。あとは歩いてきてね。帰りは母さんが送ってくれるみたいだから。」
「「「はーい。」」」
そして、私とえりちゃんとでれんちゃんとさゆりんでそれぞれ一緒に帰るのだった。
「えりちゃんはれんちゃんの家行った事あるの?」
「ううん、だからさゆりんと公園で待ち合わせしてから行くんだよ。」
「なるほど、でも、3人一緒に着けばれんちゃんも何度も玄関に出る必要ないものね。」
「さくらちゃんはお菓子持ってきてくれるんだよね?」
「うん、この前お姉ちゃんがクレーンゲームで沢山取ってくれたからね。」
あの景品はまだ残っているのだ。とても1週間で食べれる様な量ではなかったので、せっかくならという事で持って行く事になった。
「えりちゃんは何持って来るの?」
「私はクラッカーとかビンゴゲームの紙とかだよ。パーティゲームってたくさんあって驚いちゃった。」
「へぇー、じゃあ楽しみにしてるね。」
私とえりちゃんは分かれ道で一旦それぞれの家へ帰る。
「ただいまー!」
「おかえりなさい。さくらちゃん。お昼ご飯出来てるわよ。」
「はーい、」
私はお義母さんの言葉に返事をしてから、ランドセルを部屋に置いて通知表だけを持って下に降りる。
「はい、お義母さん通知表だよ。」
「はい、ありがとう。さくらちゃんは心配してないわ。これからも頑張ってね。」
「はーい!」
「じゃあ手洗い、うがいしてチャーハン食べなさい。」
私は返事をするとそのまま洗面所に行き手洗い、うがいをしてチャーハンを食べ始めた。
「でも、さくらちゃんにも4って評価が付くと安心するなー」
「なんで?」
「なんでだろうねー?」
私とお義母さんはそんな話をしながらお昼を食べ終えた。そして、お義母さんが準備してくれてたお菓子を持ったえりちゃんの家に向かうのでした。
通知表もらう時のドキドキは今でも忘れられませんね。
絶対成績悪かったので……
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに。