第二百三十一話 プリクラ
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
私たちはその後もプライズの景品を取って楽しんでいるとくみから電話がかかってきました。
「あっ、くみからだ。もしもし、」
「もしもし、あかり、今終わったから20分位でそっちに着くよ。」
「分かった。じゃあゲーセンにいるから着いたら連絡してね。」
「はいはーい!」
私はくみからの電話を切ると再びクレーンゲームをやり始めた。さくらはというと、私の取った景品を両手に抱えているのだった。
「お姉ちゃん、そろそろやめなよ。お義母さんに叱られるよ。」
「大丈夫よ。あの人なんだかんだで人形とか好きだもん。」
「もぉー……知らないからね。」
私はさくらの言葉などなんなそのとまた1つ人形を取るのであった。
くみが到着した時には私は大方の景品を総なめにしていた。
「あかり、また出禁を食らう事になるわよ。」
「うん、調子に乗りすぎた……」
「もぉー、お姉ちゃんったら!」
さくらも頬を膨らませて御立腹の様子である。
「はぁ……まぁいつものことだし、さくらちゃん許してあげましょう。」
「そうだね。」
「うぅ……ありがとう2人とも……」
「まぁお義母さんがどういう反応をとるのかは私は知らないけどね。」
私は流石にやらかしたと今更思った。確かに5つ位なら笑って許して貰える。だけどここに今あるのは……
「14個……」
「お菓子も入れたら23個だよ。」
「やばいわね……」
「私は止めたからね。私は白うさぎさんの人形だけで良かったからね。」
「そんな事言わないで弁明してよー!」
「とりあえずお菓子は部屋に隠しておこうよ。夜食用に。」
「さくら……それバレたらお仕置きじゃ済まないよ?」
「あっ……うん、今のなしで!じゃあ一つはくみお姉ちゃんにあげて……」
「まぁ、一つくらいなら良いけど……残りはどうするの?」
さくらと私は少し考えて……
「「うん!お(義)母さんに素直に渡す!」」
私とさくらは同じ答えを出した。そして、私は叱られるのも確定してしまった。
私がゲンナリとしながらゲーセンを出ようとした所でくみが私とさくらを呼び止めた。
「あかり、さくらちゃん、プリクラ撮らない?」
「プリクラ?」
「あっ、良いかもね。さくら行こう。」
さくらはプリクラのことすら知らない様なのでとりあえず手を引いて連れていく。
「くみ、今日はどれにする?」
「そうねー……」
私とくみでプリクラ機を選んでいると、さくらが私の袖を引いて聞いてくる。
「ねぇー、プリクラってなーに?」
「プリクラっていうのはね、まぁ、簡単に言うと写真を撮るのよ。」
「写真?この機械で?でも、沢山あるんだね。」
「そりゃー、デコレーションの種類が違うからね?」
「デコレーションってどうやるの?」
「それはまぁー……やりながら教えてあげる。」
口で説明するより実際にやってみた方が良いので私は一旦説明を止めるのであった。すると、くみがこっちっと手招きしてるが見えたので私はさくらの手を引いて向かうのであった。
プリクラって最近多機能になってるみたいですね。男性禁止なのなんでだろう?あのルールは何故か知ってる人いますか?
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに!