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第二百二十九話 試験日

お待たせ致しました。


それでは本編をどうぞ!

 日曜日の朝、くみは7時過ぎに家を出た。


「お世話になりました。」

「ふふふ。またいらっしゃい。」

「じゃあ私たちも見送りに行ってくる。」

「ええ、2人とも早く帰ってきなさいよ。」

「はーい!」


「「行ってきます!!」」

「お邪魔しました。」


 私たちは家を出て、バスに乗って駅へと向かった。そして、私とさくらは電車で街の方へ向かう。くみの荷物は私が持っていた。くみは反対側の電車で試験会場へと向かった。


「くみお姉ちゃんは大丈夫かな?」

「大丈夫だよ。私より頭良いからね。」

「うん、それは知ってる……いたっ!なんで⁉︎」

「少しは私の気持ちも考えなさいよ!」

「……ごめんなさい……」


 そして、私たちは目的地へと到着する。そう。今日の私たちの目的地は駅ビルだ。


「ふぅー、着いたねー!」

「電車内は暑かった……」


 私は多少暑がりなので、駅に降りた時の空気はすごく気持ち良かったのだ。


「じゃあまずはどこに行く?」

「んーっとねー……映画館!」

「そういえばさくらなんか見たいのあるって言ってたものね。」

「うん!この女の子同士のキャッキャウフフなのが見たいの!」

「……R15なので、さくらは見れません。」

「……初めて12歳なのを後悔したよ。」

「ショッピングでもする?」

「そうする……あっ、でも折角なら屋上行きたい!」

「屋上?寒いわよ?」

「いいの!今日は晴れてるんだから!」


 さくらは私の手を掴むとそのままエレベーターまで走って行った。エレベーターは直通ではないので途中で降りてから階段を登って行った。


「うわー、風が気持ちいいねー。」

「ええ、今さっきまで暑過ぎたからここの風は丁度いいわ。」

「見てみて、お姉ちゃん。海が見えるよ!」

「本当ね。意外と近いのかな?」

「今度行ってみたいね。」

「そうね……」

「じゃあそろそろ降りようか。そろそろ10時になるからお店も開くはずだしさ。」


 という事で、私たちは下へと降りて行くのだった。

 そこから2人でウインドーショッピングをしていた。洋服や文房具、雑貨などをみて回っていた。さくらはというと、ペットショップがお気に入りでうさぎを飼いたいなどと言うので無理だと説得するのに骨が折れたのだった。


「ムー……うさぎ可愛いかったのにー……」

「いつまでふくれっつらしてるのよー、その頬ぶくろ割ってあげようかー……?」

「お姉ちゃんが言うと怖いからもうやめる。」


 恐怖心が勝ったらしく普通のさくらに戻った。でも、当たり前である。一羽7万もするうさぎを私のお小遣いで買えるはずがないのだ。さくらには悪いが諦めてもらうほかはなかった。


(まぁ、そのうち母さん達と交渉という事で……)


 その時はさくらの肩を持つつもりだ。なぜなら可愛いかったからである。


「お姉ちゃん、そろそろお昼にしない?」

「えっ?」


 私は時計を見てみると確かにお昼時であった。少し早いが混み出す前に入った方がすぐ食べられるので探し始めるのであった。


資格試験の時はなんだかんだでいつも早く起きてた気がします。こればかりは今も昔も変わりません。


ここまで読んで頂きありがとうございました。

次回更新もお楽しみに!

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