第二百二十五話 談笑会
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
さくらを一旦下に戻した後、先ほどの話の続きをする。
「えーっと、どこまで話したかな?」
「全然進んでないよ。文化祭の話だから先輩達引退したのか聞いたくらいね。」
「あー、そうね。結局今は松本先輩が主将をやってるよ。」
「まぁ、妥当よね。練習厳しい?」
「そうね、前よりかは練習量増えたわね。あと余計な話とかも。」
「あー、前の先輩たちはちょくちょく部室で恋バナしてたから無駄も多かったもんね。」
私たちは高校の話に花を咲かせていた。しばらくすると、さくらが私たちを呼びに来る。
「お姉ちゃんたち、夕ご飯出来たよ。」
さくらの声に私たちは一旦話を辞めて下へと降りていく。
「あれ?父さんは?」
「急に会議が入ったみたいよ。先に食べてていいってさ。さぁさぁ席に着いて。」
私とくみ、さくらと母さんが席に着いて母さんが号令をかける。
「それじゃあ、頂きます!」
「「「頂きます!」」」
今日は午後20時に夕食となった。うちとしては結構遅い夕食である。この時間は大体お風呂入ってテレビ見たりさくらと遊んだりしているので新鮮であった。
「そういえばさくらちゃん勉強は捗ってる?」
「うん、今のところは順調だよ。」
「そうなんだ。実は分からないところがあるから後で教えてー!」
「いいよ!」
「さくら、安請け合いしないの。大体さくらは全部わかるわけではないでしょー?」
「分からないなら解けばいいだけだもん。」
「だーかーらー!そんな簡単に解かないの、くみのためにならないでしょ?」
私はさくらが簡単になんでも教えようとしてるから注意していると、横から母さんに口撃された。
「それをあかりが言うのー?」
「な、なによ……」
「お姉ちゃん、今回の数学の期末テスト、私居なかったら何点だったかな?」
ギクッ!
「高く見積もっても50点あるかないかだったよね?」
「そ、そんな事ないよ。」
「脂汗たらたらで何言ってるのよ。」
「まぁ、学年末テストはさくらちゃんも受験だからね。手伝えないから楽しみにしてるわね。あ・か・り・ちゃん」
母さんのプレッシャーが恐ろしすぎてその後の食事は喉を通らなかった……
「「「「ごちそうさまでした!」」」」
全員で挨拶をして片付けをする。その間にお風呂を入れて入ったら順番に入っていく。今日はお客さんのくみが最初だ。
「さくらちゃん、一緒入らない?」
「やめておくー。たぶん2人じゃ狭いもの。」
「そうなの?でもあかりとは入ってあるんでしょ?」
さくらの解答に私は耳を澄ます……悪口を言わないかどうかを確認する為に。だが平静は装っている。
「夏場なら入ってたけど冬場は寒いから日が昇ってる時くらいだよ。」
「そうなんだー、私もさくらちゃんの身体堪能したかったなー」
「いやん!エッチ!」
ふざけ合ってはいるが、私のコンプレックスの話はしなかったのでよしとした。
そこからさくら、私、母さんの順番でお風呂に入って、行き、私が入っている途中で父さんも帰って来るのであった。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
今考えているのですが、お正月の話は今回飛ばします。理由としてはネタがなさすぎる!です。基本私自身がお正月はごろ寝しかしてないので特に思い入れもないのです。なので今回はご容赦ください。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。次回更新もお楽しみに!