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第二百二十二話 次の予定

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ

「ねぇ、お姉ちゃん。もうすぐクリスマスだけどさ。」

「そうだね。もうすぐだねー。」


 シャワーから戻ってさくらがいきなりそんな話を始めた。いきなり唐突だなーと思ったが確かに今週の半ばからは12月なのだ。


「今日デートしたばかりだけど、何処か行きたい場所でもあるの?」

「うん!せっかくだから駅のイルミネーション観たいの。」

「……さくら、それはクリスマスが良いの?」

「えっ、なんで?」

「さくらは知らないと思うけど。クリスマスとイブはあの辺りめちゃくちゃ人が多くてとてもゆっくり見れないんだよね。」

「そうなの?知らなかった……」


 さくらは少し落ち込んでしまうので頭を撫でてあげた。



「大丈夫、他の日なら少ないからさくらでも下からゆっくり観られるよ。」

「うん、別にクリスマスじゃなくても良いんだ。ただお姉ちゃんと一緒に見たかっただけだから、その代わりデートには連れてってね。」

「うん、任せておいて!」


(とりあえず、雑誌買って来よう……)


 来週の何処かで本屋さんに行く事にした。さくらをガッカリさせる訳にはいかないからね。


 そんな話をしていると母さん達も帰ってきた。


「「ただいま!」」

「「おかえりなさい。」」

「遅かったね。どこ行ってたの?」

「デパートよ。デパ地下でお弁当買ってきたから夜はそれね。」

「おおー、凄く奮発したね。」

「まぁね。」


 母さんがピースをしてご満悦の表情であった。隣の父さんも結構満足した様子だった。



 夕ご飯を食べた後、私とさくらは部屋に戻ってさくらは勉強、私は明日の小試験の勉強をしていた。今日は母さんたちはイチャイチャしてたそうなので、早めに避難する事にした。


「お姉ちゃん、私たちもイチャイチャしない?」

「勉強が終わったらね。」

「終わったらいいの⁉︎」

「キスまでよ。」

「クリスマスはしたいなー……」

「ダーメ!さくらが16歳になってからよ。」


 さくらが本日2回目のふくれっつらをしてノートと教科書の方へ顔を戻した。


 ……

 …………

 ………………


(えっ、なんでこんなに静かなの……?)


 さくらが再び集中してしまったからなのか無音がやけにうるさく感じてしまう。


「さ、さくら……まだ怒ってる?」

「なんで?」

「いや、その……いつまでも私がさくらに手を出さないから……」

「別に怒ってないよ。お姉ちゃんが言ってる事が正しいもん。ただ私はいつでも準備出来てるよってアピールしてるだけだよ。」


 そう言いつつもさくらはまだ頬を膨らませていた。演技なのか本当に怒ってるのかが正直分からない。


「本当に怒ってないのよね……?」

「怒ってないよー。遅かれ早かれお姉ちゃんの初めては私が貰うから。」

「えっ?なにそれ、怖いんだけど……」


 さくらの今の目は肉食獣のそれに近かったので少しびびってしまった。


「むふふ。お姉ちゃんは私が食べるのだー。」

「さくらが私を食べる前に私がさくらを食べるから安心しなさい。骨抜きにしてあげるわよ。」

「楽しみにしてるね。」


(あれ?今なんか私とんでもない事言ってしまった?)


 してやったりの顔をしているさくらに対して、私は言ってしまったという後悔をするのであった。

12月になりましたね。

本編も次の話から12月突入です!


約半年お付き合いくださりありがとうございます!もう少し続くのでよろしくお願いします!


それではここまで読んで頂きありがとうございました。次回更新もお楽しみに!

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