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第二百十四話 自由行動

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!


参考にURLです。路線図のサイトです。こちらをみて今回の話は書いてるので参考にしてください。


https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/howto/nagasaki-tram-guide

「はい、では長崎の市街地を楽しんで来てください!」


 先生の話を終えて私たちは路面電車の切符を貰った。今、私たちは平和公園にいた。14時までにお昼を食べてここに戻って来ないといけないのだ。時間は9時50分……なので私たちはまず、長崎駅に向かう事にした。


「みんな考える事は同じだね。」


 電車の中は見知った顔ばかりだったので、ついそんな独り言が出た。


「そりゃー長崎駅からが1番いろんな方面に電車がでてるもの。同じ事を考えるわよ。」

「でも、この人の多さは想定外かも……」


 そう、ほぼ満員電車なのだ。1つ見送って座って行けば良かったと後悔してしまうほどに……


「ふぅーようやく着いた!」

「ここからどの線に乗り換えるの?」


 私は地図を見ながら確認してみる。


「ええーとね……最初は眼鏡橋だから……この赤の線で諏訪神社に行ってそこから乗り換えみたいだね。」


 新地中華街まで行くと本当に迷ってしまいそうだからここで下車して桜町の方へ行く電車を待つことにした。


「なかなかに遠かったわね。」

「うん、でも……」

「なんとか着いたね!」


 時間はかかったけど、1番行きたかった場所に着いたのだ。


「そういえばさゆりんとはなかなか会わないね。」

「別のクラスなんだし、そうそう会うものでもないわよ。」

「そうだけどー……」


 やっぱり旅行だし、4人で写真を撮りたかったなー……と思ってしまう。恐らく2人もそう思ってるだろうけど、無いものねだりはしないのだろう。賢いなー……


「見てみて、水に映って本当に眼鏡に見えるよ!」

「天気がいいから見れたんだよね。きっと。」

「ここは恋愛のパワースポットでハートの石があるんだって。」

「じゃあ、探そうよ。30分くらいなら大丈夫だから。」


 という事で、ハートの石を探す事となったが……


「ないわね……」

「ないね……」

「こんなに探してるのになんでー⁉︎」


 もうすぐ30分経つので今回は諦めることにした。またみんなと来た時に見つけるのだ。後から分かった事だけど、ハートの石はもう一つ先の魚市橋という橋から階段を降りて川沿いの石畳の中にあるらしい。そんな事とはつゆ知らず私たちは眼鏡橋付近しか探してなかったのだ……見つかるはずない。

 それから私たちは新地中華街に行き、お昼を食べた。やっぱり先生もこの辺りには結構いた。


「ねぇ、何食べたい?」

「昨日皿うどんだし、今日はチャンポンがいい!」

「賛成!」

「じゃあここに入ろうか!」

「待って待って!」


 私がお店に入ろうとしたところをれんちゃんに止められた。


「うわっと!なになに?」

「さくら、行く場所は最初から決めてたでしょ。というか、先生達からも行くなら先生達のいる3件だけって言われてたの忘れたの?」

「あ、そうだった。」


 変な人に絡まれたり、他の学校の子と揉めない様にする為にそうなったって言ってたなー。

 完全に忘れていた……


「ほら、行くわよ!」


 私はれんちゃんに手を引かれてお店へ向かうのであった。



 お昼を食べ終えて、次はお土産を買いに行く。お土産は長崎駅の中の土産物屋でカステラを買った。かんころもちも美味しそうだったので買っていく事にした。

 2人はというと、


「見てみて!角煮まんじゅうとかあるよ!」

「五島うどんもだー!記念に買って帰ろー」


(2人ともお小遣いいくら貰ったんだろう……)


 そんな目で2人を見ていると、後ろから声をかけられた。


「さくらちゃん達ここにいたの?」

「あ、さゆりん!さゆりん達もお土産屋さん?」

「そうなのー、さくらちゃんはもう買ったの?」

「うん、かんころもちとカステラ!」


 私は持ってた袋をさゆりんに見せた。


「定番だけど、美味しいもんね、カステラは。かんころもちは知らなかったから私も買ってみよー」


 私たちが話をしていると、2人も戻って来た。


「おおー、さゆりん!ようやく会えたね。」

「なんか久しぶりな気がするね。」

「あはは……そうだね。そうだ、私はそろそろ班に戻らないといけないから4人で写真撮らない?」


 さゆりんはカバンからカメラを取り出して、私たちに聞いてきた。もちろんOKだから私たちは写真を撮った。


「じゃあ帰ったらみんなに渡すね。」

「うん、ありがとう!」

「じゃあ私は班に戻るねー」


 そう言うとさゆりんは手を振って戻って行った。


「じゃあ私たちは平和記念公園に帰ろうか。」

「うん、そうしよう!」


 2人が駅に向かうところで私はお土産屋さんにある商品に目が止まった。


「ごめん、2人とも書い忘れたのあるから少し待ってて!」


 私は2人の返事を待たずにお店の中へと入って行った。戻ったら少しだけ叱られたけど、そこまでは怒っていなかった。

 そして、私たちは平和記念公園戻って公園の中を見て回って残りの時間を過ごすのであった。

ここまで読んで頂きありがとうございました。


修学旅行の話はこれで終わりです。後は帰ってからの話を少々です。早く旅行に行ける日が来るのを祈っております。


それでは次回更新をお楽しみに!

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