表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
212/250

第二百十二話 わさび

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

 私たちがノートに1日の事を纏めていると他の班の子からそろそろ大広間に集まるから行こうと誘いがきた。


「結構早い時間だね。」

「でも、5分前行動を意識しないとだからいいと思うよ。」


 前でそんな話をしている2人を見てやっぱりしっかりしてると思ってしまうと同時に私は周りを見るのが下手だと実感してしまう。

 いつだったかお昼頃から本を読み出してお義母さんとお姉ちゃんが帰って来るまで気づかずに洗濯物すら干しっぱなしになった事もあったなー……もう少し周りを見ようと思う私だった。


「うわー、ひろーい!」

「畳の匂いがいいよねー。」


 まだ10分前なのに、結構みんな来ていた。やっぱりみんな時間をしっかり見てるんだと知った。


「お腹すいたわね。」

「今日は結構歩いたもんね。」

「そうだね。お昼も早かったからお腹空くよね。」


 私たち3人は班の席に着いて話していた。それから5分位経つと学年全員集まっていた。やっぱりみんな時間には正確らしい。

 先生達も集まって来たのを見ると徐々にみんな静かになる。静かになると先生達の話が始まった。話はそんなに長くなかったからすぐに夕食になった。


「結構早い時間に食べれたね。」

「さくらちゃんは結構お腹空いてたんでしょー。お腹鳴ってたし。」


 えりちゃんには聴こえていたらしく。恥ずかしくなった私は頬を少し赤くした。


「えりー、そこはデリケートなんだからストレートに言っちゃダメでしょー」

「あ、ごめんさくらちゃん。」

「い、いいのよ。」


(まさか聴こえてたなんて……)


 えりちゃんの耳の良さに驚きつつも恥ずかしさが未だに消えない私でした。


「お刺身美味しいね。」

「うん、コリコリしてて美味しい!」

「あれ?さくらはわさび入れないの?」

「うん、れんちゃんは入れてるんだ。」

「うん、入れるよ。」

「風味が出るから、さくらも入れてみたら?」


 私は恐る恐るわさびを醤油に溶かしてからお刺身に付けて食べてみた。


「んーー‼︎‼︎」


 めちゃくちゃ辛かった。


「水!水頂戴!」

「やっぱり初めてはこうなるのね。はいお茶。」


 私はれんちゃんからもらったお茶を飲み干した。


「はぁ、はぁ、死ぬかと思った……」

「大丈夫、そのくらいじゃ人は死なないから。」

「そういう意味じゃなくて!」

「はいはい、代わりの醤油貰ってきたよ。」

「ありがとう……」


 私の様子を見てえりちゃんが代わりの醤油皿を持って来てくれた。私はお礼を言って受け取った。


「さくらちゃんにはまだ早すぎたみたいね。」

「2人ともなんでこんなに辛いのに食べられるの?」


2人は顔を見合わせた。


「うーん。私は結構普通に食べれたよ。」

「私も普通に食べれたよ。少し辛かったけど、今は慣れちゃった。」

「2人ともおとなー……」

「ん?というか、じゃあさくらはタバスコとか、辛子もダメなの?」

「それ、辛いの?」

「うん、辛いよ。」

「れんちゃんは食べれるの?」

「うん、食べれるよ。」


 次にえりちゃんを見た。


「私は辛子は無理だけどタバスコは大丈夫よ。」

「私、帰ったら挑戦してみる!」


 私はまだまだ知らない事が多い様だ……

わさびって子供の頃全くつけれなかったんですけど、お仲間いますか?


それではここまで読んで頂きありがとうございました。次回更新もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ