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第二百十話 フィールドワーク 

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

「ようやく着いたね。」

「長かったねー。」


 あれから1時間くらいバスに揺られて私たちは今長崎の中心地にいます。


「ほら、整列しないと、さくらは背の順なら前なんだから早く行きなさい。」

「はーい。じゃあ後でね。」


 私はえりちゃんとれんちゃんと一時的に離れた。


 先生達の指示に従って、少し歩いて食堂へと入った。中ではもう昼食の準備がされていた。


(うわー……美味しそう。)


 長崎は皿うどんやチャンポンが有名って聞いてたけど各テーブルにそれぞれ置いてあるのを見るのは爽快だった。



 やっぱり皿うどんは食べるとパリパリしてて美味しい。普通に作ったのとは少し違う気がした。しゅうまいや餃子もアツアツで美味しかった。


「やっぱり美味しい!」

「さくらちゃんは食べた事ないの?」

「あるよー。でも長崎ではないかな。」

「しっかり食べときなよ。午後は歩かないといけないからね。」


 そう……午後は長崎市内を歩き回るのだ。平和学習と歴史を学ぶ為に。


「11月だけど暑いね。」

「しょうがないよ。まだお日様も高いし……それに。ここは坂道が多いからね。」


 そう今私たちはフィールドワークということで原爆での"負の遺産"を見て回っている。


「この階段の上だね。ニの鳥居は……」

「すごい。本当に半分だけで立ってる。」

「階段とかも原爆が落ちた時のままなんだって……」


 私たちは上まで行って昔の写真と比較してみる。


「凄いね。人って……」

「ええ、焼け野原からここまで復活したんだからね。」

「私たちも負けてられないね。」


 昔の人の頑張りをまじまじと見せつけられました。


 また少し歩いて。今度は旧長崎歯科大学門柱に来ていた。


「これは……?」

「これは門の左側の部分で爆風で動いたみたいだよ。」


 私は持ってるパンフレットを見ながられんちゃん達に説明した。


「ここって爆心地から700メートルの場所でしょ?それでもこれなのね……」

「原子爆弾なんて使うなって言うのも分かる気がするね。」

「そうね。戦争なんてしないに越した事はないのにね……」


 こうして私たちのフィールドワークは終わった。私たちのクラスは爆心地の南側を調べる担当なのでこれで終了なのだ。でも、他の場所も見て回りたかったと少し思う私でした。


 再びバスに乗ると次は平和記念公園に到着した。


「凄い像だね。右手と左手は何を指してるんだろう。」


 えりちゃんの疑問に私は再びパンフレットを取り出す。


「えーとね。右手は原爆の脅威を、左手は平和を指していて、目を薄く閉じてるのは原爆での犠牲者へのご冥福を祈ってるんだって……」

「じゃあ私たちも手を合わせないとね。」

「うん、でも全体ですると思うから待っておこう。みんなでやった方が天国まで届くと思うしさ……」


 私は少し寂しく感じてしまいれんちゃんに言ってる言葉が尻すぼみになってました。


 その後、学年全体で黙祷しました。恐らく全員が思ってると思います。この世界から戦争がなくなる事を……

長崎県は見どころは沢山ありますが、まずは平和の象徴、原爆の跡地などからだと思いこの話を書きました。

参考URLはこちらです。

https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/130

https://www.city.nagasaki.lg.jp/shimin/190001/192001/p030558.html


それではここまで読んで頂きありがとうございました。

次回からはいつも通り毎日に戻すのでよろしくお願いします。お楽しみに!

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