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第二百九話 カラオケ

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

バスの中ではカラオケ大会が行われていた。


「さくらは歌わないの?」

「そうだよー、一緒歌おうよー」


れんちゃんとえりちゃんが私を歌おうと誘ってくるけれど……


「ごめんなさい。私カラオケとか歌った事ないから、みんなみたいに上手くないの……だから聞いてるだけでいいよ。」

「それなら一緒に歌おう。ごめーん、次私たち歌いたいからマイク貸して2つね!」

「分かったよ。」


えりちゃんは勝手に私も歌わせる為にマイクを2つ頼んでしまった。


「ちょっと、私は歌わないってば……」

「良いじゃん、少し歌おうよ。」

「もし、本当に嫌なら私が代わるから、ね。」

「もー、わかったよ。」


私は渋々カラオケを歌う事にした。


「はい、マイク2つ。」

「ありがとう!はい、さくら!」

「……ありがとう。」


私はれんちゃんからマイクを受け取るとクラスのみんなから歓声が上がった。


「えっ、な、なに⁉︎」

「さくらちゃん合唱コンクールでも分かるくらい美声だって知ってるからね。」

「さくらは影薄くても人気者だからね。」

「影が薄いままでいたかったよ……」


みんなからの歓声が落ち着いて曲がながれだした


「じゃあ歌います!」

「う、歌います……」


とりあえず私も知ってる歌をれんちゃんがチョイスしてくれているので歌えるのは歌えた。だけどやっぱり恥ずかしいから私は目を瞑って歌った。


(あれ?私しか歌ってない?)


途中かられんちゃんの声が聞こえない気がしてきた。

歌い終わって目を開けるとみんな私を見ていた。そして、そのあとめちゃくちゃ拍手が起こった。


「えっ?えっ?な、なんで?」


私は困惑して隣で歌ってたれんちゃんを見ると、私の方を見て拍手していた。


「なんで、えりちゃんまで拍手してるのよ!」

「だって、だって!さくら上手すぎるんだもん。私完全にさくらの邪魔してたから歌うの途中で止めたのよ。」

「さくらちゃん、次これ歌って!」


隣でえりちゃんは次のリクエストしてきていた。


結局この後は他の子にマイクを渡した。そして、私はというと……


「もぉー!2人とも結局私にしか歌わせてないじゃん!」

「「だってー!」」

「夜覚えてなさいよー!絶対復讐するからねー!」


私は2人に説教していた。

その間にもバスは長崎に向かっていた。


「遠かったね。」

「うん。でも、まだ少し手前だよね。」


私たちはトイレ休憩という事で、今はパーキングエリアにいた。


「あ、れんにさくらちゃん。」


私たちを見つけたさゆりんがこっちに来た。


「あれ?えりちゃんは?」

「えりならトイレに行ってる。私たちは出発まで足を伸ばしてるの。」

「そうなんだ。」

「さゆりんもトイレ?」

「うん、今済ませて来たところよ。そろそろ戻らないと。」

「そっか、じゃあまた後でね。」


私たちはさゆりんに手を振って別れた。

そして、少し経ったあとえりちゃんも戻ってきた。5分前行動だから丁度良いタイミングだった。


私たちはバスに戻って出発を待つのだった。

カラオケも久しく行ってないなーと思いながら書いてます……

感染者も減ってきてるので気を引き締めて乗り越えましょう!


それではここまで読んで頂きありがとうございました。

次回更新は11月16日火曜日の21詩です。

お楽しみに!

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