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第二百五話 準備

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ。

「あかり、これそっちに運んで、」

「はーい、」


 私は今文化祭の準備をしていた。


「あかりー、こっち手伝って!」

「分かりました。これ運んだら廻ります。」


 明日から3日間文化祭なのでみんな気合いが入っていた。クラスでは特に何もしなかった為、私は部の準備に駆り出されていた。


「はぁー……」

「なーに、ばてて来たの?」


 私の元に福沢先輩(主将)が話しかけてきた。


「ええ、まぁ……」

「まだまだ頑張ってもらわないといけないんだから、倒れないでよー」

「鬼ですね……」

「あはは。後輩の中でも、あかりほど体力ある子は居ないからね。おかげで準備は予定より早いわよ。去年は松本1人にやらせたからね。今年は2人も体力のある子がいるから助かるわ。」

「そういえば松本先輩は?」


 私は辺りを見ても松本先輩がいないので聞いてみた。


「買い出しよ。愛原さんとね。」

「あー……デートですね。」

「そっ、まぁ去年は頑張って貰ったし、今年は少し楽をさせてあげないとね。」

「そのつけが私に回ってきてるんですが……?」

「さてと、他の子の様子も見て来ないとね。」

「あー、逃げましたね!」


 私の言葉にまずいと思ったのか、福沢先輩はそそくさと逃げていった。


 その後も私はテキパキと動いて飾り付けをしていった。

そして、日が沈んでも作業は続き、20時過ぎにようやく準備が終わった。


「ふぅー、ようやく終わったわ。」

「疲れたわね。」


 私と松本先輩は2人して座り込んでいた。


「毎年こうなんですか?」

「ええそうよ。まぁ、去年に比べればまだ楽だけどね。」

「あはは……来年まではよろしくお願いします。」

「私は夏で引退する予定よ。」

「ええー!」

「ふふふ。冗談よ、来年もよろしく。それにまだ弱れないわよ。片付けもあるんだからね。」

「あ……そっか忘れてた……」


 そんな話をしていると福沢先輩が話に入ってきた。


「2人ともお疲れ様。やっぱり体力自慢が2人もいると助かるわ。」

「「あはは……」」

「それと、2人は片付けはいいから明日から3日間の接客をよろしくね。」

「「あー……」」


 私たちは忘れていた。明日から3日間接客しないといけない事を……



「ただいまー……」

「あら、おかえりなさい。遅かったわね。」

「うん、準備に時間かかっちゃって……」

「大変ね、明日から文化祭だものね。」

「あはは……」


 明日は学校内だけだからいいのだけど、明後日からは校外の人も入る。本当にきついのは明後日からなのだ。


(どうか、変な客が入って来ませんように……)


「そういえば、さくらは?」

「さくらちゃんならお父さんと今日は将棋を指してるわよ。」

「さくらは将棋も指せる様になってたの⁉︎」

「ええ、よく隣に行って囲碁もやってるわよ。」

「私全然知らないんだけどー!」

「そりゃー、あかりは出来ないじゃん。」


 何も言い返せなかった……


「ほら、あかりはお風呂入って、晩御飯食べなさい。」

「はーい。」


 私はお風呂に入って、晩御飯を食べているとさくらの「勝ったー!」という声にビクっとなった。


 そしてさくらは今の今まで私が帰って来たことすら気づいていなかった様で。晩御飯を食べてる私に……


「おかえりー、いつ帰ったの?」


 と聞いて来たのであった。


(さくらの集中力が凄い……)


と改めて思い知った私であった。

私は文化祭であまり良い思い出がありません……なのでほとんど想像です。ご了承下さい。


それではここまで読んで頂きありがとうございました。次回更新もお楽しみに!

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