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第二百三話 久しぶりの2人っきり

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

次の日部活の練習試合があったので私は夕方まで家に居なかった。

「ただいまー。」

「おかえりなさい!」

私が帰って来るとさくらが出迎えてくれた。

「お姉ちゃんお疲れ様。お風呂沸いてるよ。」

「おおー、私が帰ってくるタイミングぴったしだね。」

「だって妹ですから!」

「あれー、彼女じゃないのー?」


私はさくらのほっぺたをぷにぷにしながらじゃれてみた。もちろん左頬はまだあざになっているのであざになってない方である。


「だってー、キス以上の事まだしてくれないじゃん。」

顔を少し赤くしてそんな事を言うさくらは可愛くて仕方なかった。でも……

「ダーメ。後4年は早いわよ。」

「ぶー!」

「そんな顔してもダメなものはダーメ!」


私はふくれっつらのさくらのおでこを人差し指でツンと押して家の中へ入る

(大体、そんな事してもし母さん達にバレたら……)

考えるだけで恐ろしいのだ。やめとこやめとこ……


「母さんただいまー。」

「お義母さんは今お義父さんと買い物に行ったよ。」

「そうなのね、じゃあ私先にお風呂入ってくるね。」

時刻は午後5時過ぎなので丁度良い時間でもある。


「私が背中流してあげようか?」

ニヤニヤと笑いながらさくらが私に聞いてきた。

「今日はやけに積極的ね。まぁ良いわ。じゃあ一緒に入ろうか。」

「やったー!」

「ただし、変なことしたらお仕置きだからね。」

「はーい!」

良い返事だが、今日のさくらは油断出来ないと思う私であった。


私は着替えを持って脱衣所へ行くとさくらは既に服を脱いで入ろうとしていた。

「えっ、さくら早くない?」

「お姉ちゃんが遅いんだよー。」

そう言うとさくらは早速お風呂場へ入って身体を洗い始めた。私もさっさと服を脱いでさくらのいるお風呂場へ行く。


さくらは頭からお湯をかけて今から頭を洗うみたいだ。

「さくら、頭洗ってあげようか?」

「んー……じゃあお願い。」

さくらの返事を聞くと私は手にジャンプー液を手に乗せて泡立てる。そして程よく泡を立て終えるとさくらの頭を洗ってあげた。

「さくらの髪は本当に綺麗ね。」

「お姉ちゃんの髪だって綺麗じゃん黒髪のストレート。」

「ふふふ。ありがとう。流すよ。」


私はいい感じに洗えたさくらの頭をお湯で洗い流した。

「ふぅー、今度は私が洗ってあげる!」

「うーん……じゃあお願いするわ。」


さくらがもう私の後ろに回っていた事もあり、しょうがないから洗ってもらう事にした。

「お姉ちゃん、痒い所ない?」

「ないよ。それより後ろの方洗って。その辺り手入れ大変なんだ。」

「知ってる。私も自分で洗う時大変だもん。」


そう言うと私の後ろ髪も丁寧に洗ってくれた。

あとは身体を洗って湯船に浸かった。


「ふぃー温まるー」

「私も入るからもう少し詰めて。」

「はーい。」

さくらは歳の割には身体が小さいがお風呂もそこまで広くないのでやっぱり2人で入るのは厳しいみたいだ。


「久しぶりかな?お姉ちゃんと一緒に入るの。」

「そうだねー、今度温泉でも行こうか。」

「温泉……行った事ない。」

「そっか、じゃあ初めては私とだね。」

「……うん!」

少しさくらは目を見開くとすごく嬉しそうに返事をした。

「でも、その前にお姉ちゃんテストあるよね。あと文化祭。」

「あっ……テスト、家庭教師お願いします。」

「コンビニのレアチーズケーキがいいなー。」

「分かったわよ。」


背に腹は替えられない私でした。

最近の百合作品はどれも面白いですね。

勉強になります。


私も頑張らないといけませんね。

それではここまで読んで頂きありがとうございました。

次回更新もお楽しみに!

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