第二十話 サプライズ
書いてても誤字は見つけにくいけど、読むとわかるんだよねーこれってなんでだろうと考える今日この頃…
それでは本編、お楽しみください!
「ただいま…」
帰っていきなり目の前に母さんが仁王立ちしてた!これは相当まずいと知る。
満面の笑みの母さんが口を開いた
「何か言いたい事はある?」
「ごめんなさい!」
私はこれ以上被害を甚大にさせまいと謝る。
「よろしい!わかってたわよ、さくらちゃんの事気になるのよね。」
「うん、昨日の今日だし、怯えてるんじゃないかって…」
流石にわかってた様だ。私がさくらの事を心配してる事くらいは、
「うん、それはいいのよ!それはね!ただどうして連絡してくれなかったの?」
(やはりそこだよね、心配させてしまったな…)
私は心底そこは反省してる…
「忘れてました…」
「はぁー」
ため息をつかれて呆れられた。
「全く貴女って子は!…まぁいいわ。先にお風呂入ってご飯たべちゃいなさい。お話はそのあとゆっくりしますから!」
「はい。」
これは長くなるなと思いつつ一旦解放された事に安堵する。
お風呂に入って、晩御飯を食べる。そうして少しくつろいでいると、母さんがやってきた。
お説教の続きかと思いきや、全く違う話題が飛んできた。
「ねぇ、あかり、さくらちゃんの服どうする?あと、小学校も転校させないと行けないんだけど、ここら辺の近くって何処があるかな?」
「そうだね」と相槌をうち少し考えて
「小学校は私の通ってた学校でいいとして、服だよねー明日サイズ聞いておかないと!ランドセルとか教科書とかも取りに行かないとだし、」
母さんも小学校は納得してくれたけどやっぱり服はサイズを聞かないと分からないみたいだった。
「ランドセルと教科書は警官の二人が取りに行くそうよ!あの辺まだ何か変な奴らが屯してるみたいだし、さくらちゃん自身も戻りたくないって言ってたのよ!」
さくらも余程酷い目に遭ったのだろう。そこまで嫌いになるのだから…
「よし、大方決まったし、さくらちゃんを迎えに行く日取りを決めようか?」
「えっ?もう大丈夫なの?」
私は母さんの突然の発言に驚く。まださくらの体調次第と聞いていただけにこの発言にはびっくりなのだ!
「今日お医者さんとは話してあるの。後2,3日で退院出来るってよ!問題は相談所の人の立ち会いなのよね、日時を合わせないといけないからね。」
「あーなるほど確かにそこは決めておかないとね。」
私も一緒に迎えに行きたいし、そこは決めておきたいな。
「じゃあ水曜日で良いかしら?」
「水曜日?なんで?」
「私が仕事休みだからね!あかりは休みは適当に取れるでしょ?」
「まぁね!じゃあ決まりかな?さくらにも言っておくね!」
私がそう言うと母さんは断固拒否した!
「ダメよ!それじゃあサプライズにならないじゃない!いろいろ作るんだから絶対内緒よ!」
母さんはこういうところがある。サプライズとか、誕生日会とか企画するのが好きなのだ。無論今回のサプライズもである。
「それもそうだね!じゃあ私は怪しまれない様に普段通りに過ごすから母さんと父さんで企画頑張ってね!」
私がそう言うと母さんは何言ってるの?みたいな顔で言ってきた。
「何言ってるの?あかりには一番頑張ってもらうんだから!中途半端は許さないよ!」
「ふぇ?わ、私?何させるつもりよ!」
「これよ!」
いきなり出されたのはメイド服であるしかもかなりきわどいやつ!
「これを着てからさくらちゃんに接待するのよ!あの子の一番のプレゼントはあかりなんだから!このくらいやりなさい!」
何という横暴!しかし事実てもあるから何とも言えないのだ…
しばらく悩んで、悩んで…
「わ、わかったわよ着ますよ!」
「よろしい!さぁ、楽しみね!」
めっちゃ楽しんでる。こういう時の母さんは上機嫌だ。この隙に自分の部屋に逃げようとしたが、逃げられなかった…
「待ちなさい!さっきのお説教がまだ終わってないわよ!」
(忘れてなかったか…)
そしてここから30分お説教を受け、尻も叩かれた…昔からの事とは言え、この年でもまだ尻を叩かれるのは恥ずかしい…これから一緒に暮らすのだから、さくらの前で下手な事は出来ないそれだけは再認識する…間違ってもあんな醜態をさくらの前で二度と見せたくはないのだ!
土曜日の朝が来た!
私は朝食を摂り、すぐさま出かける!
部活の練習へだ!
「行ってきます!」
その一言と共に私は家を飛び出した!
という事で、もう少しで一緒になれますね、
長かったなー
なるべくイチャイチャさせたいけどそれじゃあメリハリが無くなっちゃうから少しずつ考えて作っていかなくては!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
これからも飽きられない様に頑張っていきますのでよろしくお願いします!
それでは次回もお楽しみに!