第百九十五話 体罰
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
(はぁ……時間が経たないなー)
合唱コンクールの練習中私はめちゃくちゃ不真面目な事を考えていた。
これで何度目のやり直しなのだろうか。何回歌っても1番最初が良いに決まってるのに何度も歌わせて時間の無駄である。それよりどこか悪いのかその都度止めて言ってくれた方が効率的だと思う。
そして、歌い終わってからやる気がない、ふざけてるなどなど言われた後もう一度やらされる。
正直もうやりたくない……
私のこの考えは完全に先生の言ってる事そのままではあるが少しは褒めて欲しい……私たちはサンドバッグではないのだから。
こんな時間があと2日もあると思うと正直辛い……
「おい、そこのお前!」
いきなり男の先生が叫んでビクッとした。
「お前だよ、お前、そこの金髪女子!」
私だった……
「は、はい……」
「お前なんなんだ、さっきからやる気無さそうにしやがって」
「す、すみません……」
「あー?声が小さいんだよ。腹から声出せや!」
「はい、すみません!」
「すみませんじゃないだろが!やる気がないなら帰れ!」
(こんなの、ただの見せしめじゃない……!)
私は少しイライラして黙っていたらいきなりその先生が近づいてきて私の髪を掴んで引っ張り出された。
「見てみろ!お前のせいで全てが止まった。全て台無しだ!どうするだ。」
(自分が止めたんじゃん……)
「謝れよ!全員に、土下座して!」
(えっ⁉︎)
「ちょっと赤坂先生やり過ぎですよ!」
私の担任の先生が庇ってくれた……けど……
「君はこの子の担任ですよね。」
「そうですが、何か?」
「あなたは生徒を甘やかし過ぎなんだよ。こういう生徒にはガツンと言わないといけないんだよ。」
「それでも今の発言は間違ってます。雪乃さん聞かなくていいですよ。戻っていて下さい。」
「は……はい。」
「何勝手に話を進めてるんだ⁉︎」
その瞬間私の頬に物凄い衝撃が走って体育館のフロアに叩きつけられた。何が起こったか分からなかった。ただ私は側頭部に強い衝撃を受けてそのまま気絶してしまった。
次に目が覚めると、病院のベッドの上だった。そして周りにはお姉ちゃんとお義母さん、お義父さん、えりちゃん、れんちゃん、さゆりんが居た。
れんちゃんは顔にあざができていて、さゆりんは頭に包帯が巻かれていた。
「さくら!」
私が目を覚ましたのを確認したお姉ちゃんが泣きながら私を抱きしめてくれた。
「良かった。まる1日、目を覚さなかったのよ。」
「あれ……私なんでここに?」
「さくらちゃんは脳震盪起こしたのよ。赤坂先生のビンタを受けて頭から体育館のフロアに叩きつけられたから。」
さゆりんがあの時の状況を説明してくれたので思い出した。
「そ、そっか……あの後どうなったの?」
「どうなったのって……」
えりちゃんは顔を引き攣らせながらお姉ちゃんとお義母さんの顔を見た。
「仇は取ったわよ。」
お姉ちゃんの言葉で何をしたかは大体分かった。
「さくらのお姉さん強いね。」
「怖かった……前に遊んで貰った時とは別人の顔してたよ。」
「あれは鬼だった……」
「あはは……」
3人の感想もこんな感じなのであの先生は顔の形が変形してて間違い無さそう。
「そうだ……先生にお礼言わないと。」
私を庇ってくれた先生にはお礼を言わないといけない。退院したらお礼言いに行こうと思った。
昔は体罰とかよくあってたけどそれこそ2000年代ですが…
最近はどうなんですかね?
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに!




