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第百九十一話 成長スピード

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ。

さくらが寝た後、私はくみに電話した。

「ーーという話なんだけど……」

「それはまた強敵ね。そしてさくらちゃんも大胆ね。私も見習わないと。」

「くみとはしばらくお風呂入らないから安心ね。」

「覚えてなさいよ。あかりの初めてもらうから!」

「そんな事したらさくらが怒るわよ。」

「大丈夫、一緒にやるから。」


夜なので歯止めが効かなくなる前に私は話題を戻した。」

「それでさ、そろそろさくらを大人として扱ってあげた方がいいのかな?」

「うーん……少し早いんじゃない。さくらちゃんの年でエッチな事はあまり教育上良くないと思うわ。徐々に慣らしてあげるのが正解でしょ?」

「そうだけどさー。今日さくらの身体洗ってあげてたんだけど……」

「えーー!さくらちゃんの身体洗ったの!」

くみが耳元で叫んだので私は一旦携帯を耳から離して止まったのを確認して話を戻した。

「そんなに驚く事?まぁいいわ。それでねさくらの胸結構大きくなってたの。」

「ほぉほぉ……私が前に身体を洗ってあげた時はそこまでなかったし、この前会った時もそこまで見た目は変わらないように見えたけどね。」

「本当ね、私も触ってようやく知ったもん。」

「まぁ、あかりはひんに……」

「それ以上言ったら明日学校休んでくみの命日にしに行くけどどうする?」

「ゴメンナサイ、ナンデモアリマセン……」


人の気にしてる事を言うのは万死に値する。よく覚えておこう。


「まぁとにかくさくらの成長は喜ばしいけど、あまり私が拍車をかけるような事はしない方がいいのかしら?」

「うん、あくまでも見守る側に徹した方が良いと思うよ。私たちはさくらちゃんの先輩みたいなものだから。」

「分かった。ありがとね。」

「どういたしまして、まぁ今の私に出来るのはこれくらいだしさ、また何かあったら相談してね。」

「りょーかい。くみもなんかあったら言ってね。じゃあおやすみなさい。」

「はーい、おやすみなさい。」

寝る前の挨拶をして私は電話を切った。


「ふぅー11時半か……私も寝ないと……ね。」

私がさくらの寝てる方を見るとさくらもこちらを見ていた。

「さ、さくら、いつから起きてたの⁉︎」

「お姉ちゃんの胸の話辺りから……」

「それなら教えなさいよ。せっかくくみと電話してたんだから。代わってあげたら喜ぶよ。」

「うん、今度にする。今日はお姉ちゃんとの時間を優先したかったから待ってたの。」

私はさくらが寝ている横に座った。

「そ、そうなの……それで話でもする?」

「ううん。私が寝るまでぎゅーってしててほしいの。」

「そんな事でいいの?」

「うん、今日はそれがほしい。」

「……分かった、じゃあ寝る準備してくるから少し待ってて。」

私はそう言うと一階に行って用事を片付けてくる。


「お待たせ。」

「うん、早く来て……」

さくらの目はとろーんとしておりあきらかに寝ぼけていた。

私がさくらの隣に寝るとコアラのように掴んできた。

「今日は……離さないから……」

そう言うと私の唇にさくらは唇を重ねてきた。しかも濃厚に……

そしてキスを止めるとそのまま私の胸に顔を埋めた。

「あったかい……」

それだけ言うとさくらは再び寝息を立てて眠りについた。

「あはは……全くこの子は……」

私はさくらの頭を撫でたあと、背中に手を回してそのまま眠ったのだった。

今回は少し過激かな?とか思いながら書きましたけど、成長につれての身体の変化が起こりやすい年頃でもあるので書いて見ました。楽しんで頂けてたら幸いです。


それではここまで読んで頂きありがとうございました。次回更新もお楽しみにー

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