第百九十話 スキンシップ
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
「ただいまー。」
「おかえりー。」
私が帰ってくるとさくらがいつもの調子で返事をしてきた。どうやら問題は解決したらしい。
「お姉ちゃん。私も女たらしなのかな?」
「はぁ?」
いきなりのさくらの発言に私は固まった。
「うーん……うん、これに関してはノーとは言えない。さくらは女たらしだと思う。って、玄関でなんて話ししてるのよ!」
私の言葉にさくらは顔を真っ赤にしてしまった。
「そ、それもそうだね。」
やっとさくらに解放されて私は家に上がれた。
「ふぅー母さんただいま。」
「あっ、おかえり。先にシャワー浴びてくる?」
「うん、そうするわ。」
私は返事をしてお風呂場に行く。
「あ、ついでにさくらちゃんも入っちゃって。今日はちょっと夕飯遅くなるから一緒に入って。」
「えっ、いいの?」
「いいから早く入ってきなさい。あかりと話したい事あるんでしょ?」
(さくらから話。さっきの事かな?)
私は脱衣所で服を脱ぎながら母さんとさくらの話を聞いていた。
「お姉ちゃん、入るよ。」
私がシャワーを浴びているとさくらが入ってきた。
「ちょっと待って……いいよ。」
私はシャワーを止めてからさくらに入ってくるように言った。
「ごめんなさい。無理矢理入ってきて。」
「いいよ。偶には姉妹のスキンシップも必要でしょ?」
「恋人ならこんな事もしていいのかな?」
さくらはいきなり私の胸を触ってきた。
「ちょっ、いきなりなに⁉︎」
「私たち……まだキス以上の事……した事ないよね?」
「そ、それは……」
「私。今日えりちゃん達に告白された……」
「えっ……?はい⁉︎」
さくらの衝撃的な発言に私は5秒位固まってしまった。本日2度目の衝撃である。
「そ、それで返事は……?」
「もちろん。断ったよ。でも……キスされた。3人に……」
「そ、そうなんだ……」
「怒らないの……?」
「まぁ、隙の多いさくらちゃんには後でお仕置きするとして……」
「えっ……⁉︎」
「まぁでも、3人ともさくらの事好きなのは分かってたからね。」
「えっ…そうなの?お姉ちゃんにも分かるんだ……私鈍感過ぎるのかな?」
「サラッと私の事馬鹿にしたよね?さくら……まぁいいわ。髪洗ってあげるから座って。」
「えっ、う、うんありがとう……」
さくらは戸惑いながらも座ってくれた。そして私は蛇口を開いて、シャワーからお湯を出す。そしてジャンプーを手につけて泡立ててさくらの頭を洗ってあげる。
「さくら、かゆいところない?」
「うん、ないよ。ありがとうー」
何気ない会話だけど少しドキドキした。
「か、身体は自分で洗う?」
「お、お姉ちゃんに洗ってほしぃ……かな……」
「わ、わかった……」
(やばいドキドキしてきた……)
私の心臓の音が聞こえないか心配だった。
「大丈夫……?」
「な、なにが……?」
「いや、その……かゆいところある?」
「だ、大丈夫だよ。」
その後もぎこちなくさくらの身体を洗った。
「今度は私がお姉ちゃんの身体洗ってあげる!」
「ちょっと!ダメ、今はダメ!」
このドキドキを今はさくらに聞かれたくなかったので私は急いでさくらの泡を洗い流してお風呂場からつまみ出した。
(やばい……本当にこのままだとやっちゃう。小学生相手に、したいけど。まだ早い気がするし……でもライバルは増えてしまったなー……)
シャワーから出る温水を頭から浴びながら今後の事を考えてしまう私だった。
さくらのハーレムが出来てきた。あかりが正妻だけどやめ候補が多いなー
楽しんで頂けてたら幸いです。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに。




