第百八十六話 もやもや
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ。
なんか…もやもやする。このもやもやは初めての感覚で今までにない感情だった。
夏休み最終日8月31日の昼下がりのさくらであった。
時は遡る事昨日の夜の事…
さくらが寝た後、私はくみと話していた。
「さくらちゃん大胆!」
私は今日の帰りにあった事をくみに話していた。
「いや、キスはいつもしてるわけではないけど偶にはするんだけど、今日のはなんか違ったんだよね。」
「それは私も妬くよー…」
「もって……まさかさくらもまさか嫉妬してるって事…?」
「そうだと思うよ。」
「そんなわけ…」
「ないとは言い切れないよ。」
「えっ、だって……」
「ほんとーーーーにっ!あかりは乙女心が分かってないわね。」
「だって、くみの時は認めたさくらだよ。なのに、自分の友達に嫉妬するの?」
「私の時と違う事が一つあるじゃない……」
「えっ、あー。もしかして同じ年だから?」
「それ以外にあるの?」
くみに指摘されて何故か納得している自分がいた。
「推測だけど、今のあかりとさくらちゃんの関係って姉妹じゃん。私はあかりって呼び捨てしてるけど、さくらの友達からはお姉さんとか言われてたんじゃないの?」
「言われてたわね……でもそのくらいで嫉妬するもんかなー…」
「女心は分からないもんよ。あかりと私だってどこで嫉妬するか分からないでしょ?」
「確かに……私も昼間さくらが友達と遊んでて私の知らないさくらがいて少しあの子たちに嫉妬してたし…」
「そういう事よ。まぁでも、まさかの玄関先でキスするなんてさくらちゃんも大胆よねー!」
電話向こうで笑うくみに少しムッとしてしまう。
「でもね、それはさくらちゃんが自分で気づいた方が良いと思うの。あかりはあまり深く突っ込まない事ね。」
「どうしてよ。」
「嫉妬って醜い感情でしょ、それを好きな人に悟らせたくはなくない?」
「それもそうかもね。じゃあ私はどうしたらいいの?」
「黙って見守りなさい。あかりが相談に乗るより他人が相談に乗った方が解決するかもね。」
「うぅー…大切な人だからこそ相談に乗れないのね…」
「そうそう。黙って見守るのも年上の役目よ。」
「それはなんかおばちゃんっぽいよ…」
「次に会った時覚えてなさい。懲らしめてあげる。」
「ごめんなさい…」
この後は雑談と星野さんの話を聞いて電話を切った。
「ふぅー…」
一息ついてさくらの顔を見た。寝顔は相変わらず可愛い。
私はさくらのおでこにキスをして眠る事にした。
そして、朝になってさくらに見送られて私は学校に行くのであった。
ーーそして、そんな話を知らないさくらは半日もやもやしていた。
「もやもやしてても仕方ない。明日の準備しよう!」
私は気分を変える為に明日の準備をしに部屋へ行った。
……
「あー、やっぱりもやもやしてしまう…何なのかな?」
ため息しか出ない……
それでも答えが出ない…
そんな事をしながらも私は明日の準備を進めていく。
そして午後15時過ぎお義母さんが帰ってきた。
「ただいま!さくらちゃん。おやつ買ってきたわよ。」
私は部屋から出て玄関のお義母さんのところへ行った。
「おかえりなさい…」
「あら、さくらちゃん元気ないわね。どうしたの?」
「ちょっと…もやもやしてるの…それが分からないから悩んでるんだ。」
「ふぅーん。とりあえずお茶しましょう。お話聞いてあげるわよ。」
「……うん」
私はお義母さんに話を聞いてもらう事にした。
このネタはもう少し後に持ってこようと考えてたんですが、このタイミングが良さそうだったので書きました。そしてこの話まだ続きますのでお楽しみに
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに。




