第百八十二話 お弁当
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
見張り番を一周したので、お昼となった。時刻は12時半を少し過ぎていた。
「みんな、気分悪くない?キツイとか少しでも違和感があるなら言ってね。」
「大丈夫だよ。」
「私も、大丈夫。」
「大丈夫です。」
「はい、大丈夫ですよ。」
私の問いに4人とも大丈夫だと言ってくれた。とりあえず大丈夫な様で一安心だ。
「分かったわ。じゃあ気分が悪くなったらすぐに言ってね。」
「「「「はーい!」」」」
「じゃあお昼にしようか、手を洗って来て。」
私の言葉に4人は手洗い場へ行く。混んでるだろうから少し待つことになりそうだ。
「先に戻って来たからお姉ちゃん行って来ていいよ。」
「あ、さくら早かったね。じゃあお願いね。」
私はさくらに見張りを任せて手を洗いに行った。行く途中にえりちゃん、さゆりちゃん、れんちゃんとも会った。私が手洗い場に着く頃は大分人は少なかったので手早く手を洗って戻る。
さくらたちのところへ戻るとお弁当を広げて待っていた。
「お待たせみんな。お腹すいたでしょ。」
私が座るとみんな待ってましたとばかりに手を合わせた。
「それじゃあ頂きます。」
「「「「頂きます。」」」」
お弁当の中にはサンドイッチとおにぎり。もう一つの方には卵焼きやミートボールなどのおかずが入っていた。ただ…
「えり…お弁当の量多くない?」
「5人いるから大丈夫なんじゃない?」
「まぁまぁ大丈夫よ。残ったらお姉ちゃんが食べてしまうからね。」
「さくらのお姉さん凄いね。」
「いやいや、みんなで食べ切るでしょ。運動したんだし。」
「それもそうだね。じゃあさっそく。」
まずはさゆりちゃんがサンドイッチを食べた。
「あっ、チーズとハムがめちゃくちゃ合ってる。美味しい!」
「じゃあ私はこれもらうね!」
今度はさくらがおにぎりを食べた。
「あ、おかかだー!美味しいよ!えりちゃん!」
「じゃあ私もおにぎり貰うね。」
れんちゃんもおにぎりを食べた。
「あっ、シャケだ!美味しい!あとは何が入ってるの?」
「おにぎりの具は、おかかと梅とシャケとツナマヨが入ってるよ。サンドイッチはさゆりんが食べたチーズとハム以外にはたまごサンドとポテトサラダが入ってるよ。」
「凄いよえりちゃん!お姉ちゃんも見習ってよね!」
「ちょっ!いきなり私に飛び火させないでよ!」
さくらの不意打ちに私は驚いた。
「だってー、お姉ちゃん料理出来なさ過ぎるんだもん。」
「こらー!私の評判をこれ以上下げないで!」
(((この2人本当に仲がいいなー…)))
さくらとあかりの痴話喧嘩を聞いていた3人は本当に仲が良いのだと知るのであった。
お昼を食べ終わると少し休憩をしていた。
「「「「「ごちそうさまでした。」」」」」
「ふぅー美味しかった。」
「結局全部食べきっちゃったね。」
「本当ね。美味しかったからいくらでも食べれちゃうよ。」
「少し休んでまた少し遊んだら帰ろうか。」
「「「「はーい。」」」」
4人は返事をして横になってしまった。その間私はゴミなどを纏めたりして時間を潰すのであった。
外で食べるこはんは何故か美味しいですよね。
また遠足みたいな事したいなー
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに!




