第十七話 制裁
朝の方がよく書けるなー
すらすら書けました!
それでは本編をどうぞ!
時刻は夜中の1時を過ぎた頃だった……私は掃除道具入れの中に隠れていた。6人のガキが病室に入って来るや否やさくらが寝ていたベッドに思いっきり木刀を振り下ろす。なんの感触もない事に気づき、逃げられた事を理解する。
「おい、いねぇーぞ!」
「探せ!見つけ出してぶっ殺せ!」
はい、もうキレてる私に追加で怒りの後押し頂きました!文字通り火に油を注いでくれました!
「おい……てめーら……誰を殺すのかなー?」
掃除道具入れの中から出てくる……最早少し前どころじゃない。前世の騎士団団長の時代にまで戻った。
「あーん、誰だてめーは⁉︎」
「お掃除屋さんだよー!てめーらみたいなゴミ野郎を専門的に掃除する為のな!」
「はぁー?何を言って……」
言葉など続かない何故なら私の木刀が喋ってた奴の鳩尾にクリーンヒットしたのだから。うずくまる相手の顔面を痛烈に蹴り上げると鼻血を出して気絶した……
「次はどいつだ?」
「おい、この女おかしいぞ⁉︎、一旦にげ……」
逃げる事を提案してた奴の顔面には私の飛び膝蹴りが背中を捉えた。それでもまだ立とうとしてたので踵落としで意識を断ち切った。
「さぁーて……わかったよな……今ので。もうここからタダで帰れねぇーって事をな!」
残り4人の顔面は蒼白だった……
(勝てねぇー……勝てる訳がねぇ……スピードもパワーも実戦経験も遥かに上……この狭い空間を最大限活かしてる……しかも奴は今出入り口に立っている。四人まとめてかかっても恐らく傷一つ付けられない……)
「わ、わかった、話し合おう。」
「何を話し合うの?あなたたちがさくらを殺しに来た。それに変わりはない。ならば私は貴方たちに制裁を加えるだけ、話し合う余地あるの……?」
「ま、待ってくれ!俺たちは雇われただけなんだ!外にいる兄弟に金を貰って雇われただけだ!勿論自首するし、奴らの情報もやる……それで見逃してくれよ!」
「反吐が出るな……勝てなければ仲間を売る……てめーらはゴミ以下みたいだな。」
私は近くのパイプ椅子に腰掛ける。
「なら、さっさとてめーらの情報を教えな!その後は警察に任せる。好きにしろ!」
やっと不良の4人に安堵の表情が戻る。
「それであの子を狙った主犯は何処なの?」
「夕方にこの病院からでたパトカーを尾行して着いた場所に居ると思うます……あのガキに関わってる奴らは皆殺しにするって言ってましたから……」
「という事は、私の家か……」
(なるほどそこそこには頭が良いわけね)
「あんた達良かったわね、こっちの方がまだ救いがあったのかも……」
「はぁ……」
不良達の力のない返事が返ってくる。イマイチ実感が沸かないだろうから教えてあげた。
「私の体術は全て母さんに習ったの。そしてその母さんは元レディースの総長なのよ。そいつら五体満足だといいけどね…」…
不良たちは青ざめていた……これで二度と私達に近づかないだろう……そのすぐ後警察官数名が病室に来て、6人を殺人未遂の現行犯で逮捕された。私はというと家までパトカーで送って貰って帰宅……家は無事であったが、不良6人はズタボロの状態で救急車が来ていた……おそらく膝が逆方向に曲がってる2人が例の兄弟なのだろう。
「久しぶりにやり過ぎちゃった♡」
とか母さんは言ってたけどやり過ぎにも程があった……
部屋に行くとさくらとくみちゃんが寝ていたベッドで仲良く。
(もう絶対に離さないから!)
私はさくらのくちびるに口付けをする。そしてくみちゃんにはおでこに口付けした。さくらには誓いの口付けをくみちゃんにはさくらを守ってくれたお礼の口付けを。そんな事は梅雨知らず寝息を立てて眠っている二人……
「おやすみなさい。良い夢を……」
そう言って私は部屋を出る。
母さんと父さんと話し合うのだ
今後の事を……
読んで頂きありがとうございました!
どうでしたか?あかりが強すぎてあっという間に終わりましたね。ピンチも必要かな?と思いましたが止めました。純粋に百合系のままでやりたいですからね!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
次回更新をお楽しみに!