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第百六十六話 かき氷

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

「あかりー、荷物取りに来てー」

かき氷を買ってきてくれた母さんが玄関に置いていたきゅうり馬とナス牛を見て私を呼んだ。

「うわー随分買い込んだね、かき氷だけじゃなかったの?」

「当たり前でしょ!買い物は纏めてやらないと、何回も行くのは資源の無駄よ。」

「それもそうね。にしても…冷蔵庫に全て入るかな…?」

「入るわよ!たぶん…」

(あれ、今たぶんって言った?)

聞かなかった事にして、クーラーの効いているリビングへと向かう。

さくらはというと、リビングの隣の居間で大の字になって昼寝をしていた。


「さくら起きて、母さんがかき氷買ってきてくれたよ。」

「ん…んんー…」

「もう少し寝かせてあげなさい。」

「…そうね、」


私はさくらをそのままにして、テレビをつけた。相変わらず政治とかのつまらない話ばかりだ。まだ選挙権のない私やさくらにとってこんな話はつまらないのだ。

それでも、何か面白いのがやってないかチャンネルを回した。特に何もないので、高校野球を見る事にする。


「ちょっ…やっぱり買いすぎだよこれ。入らないもん…」

私は冷蔵庫に買ってきた物を入れていた。やっぱり買いすぎである。試行錯誤しているが、チルド室にお肉と魚が入らないのだ。

「母さん!入らないんだけど!」

「だらしないね、貸してごらん!」

私は母さんにバトンタッチした。

「こういうのはね、コツなのよ。」


そういうとサクサクと入れていく。けれどもやっぱり入らない。


「ほら、やっぱり入らないよ。」

「入らないなら入るようにすれば良いでしょ?」

「は?」


母さんはラップを持って来て、大きく広げる。そしてそこに生肉を入れてしまう。そしてラップを畳んでいきコンパクトに纏めてしまった。


「おおー凄い。」

「あかりもこのくらい起点を利かせなさい。さくらちゃんだってやってくれてるんだから。」

「えっ、マジ?」

「マジよ。」

「家庭的過ぎ…私、さくらと暮らしだしたら相当さくらに負担かけそう。」

「そうなりたくなかったら、少しは家の事しなさい!さくらちゃん掃除機や床磨きも綺麗にやってくれるんだからね!」

「精進します。」


ほんと、これはやらないとさくらに思いっきり迷惑かける。今からでも少しずつ出来るようになろうと思う私であった。


「ふあー…おはよー」

「あー、やっと起きた。ほら、かき氷買ってきてくれてるよ!」

「あ、ごめんなさい待たせちゃって…」

「いいから、いいから座って。」


さくらは早足でテーブルまて来てくれた。

「じゃあ食べよー」

「「「頂きます」」」


しゃりしゃりとスプーンでかき氷を削って食べる。

「うーん、冷たい!」

「冷たくて美味しい目が覚めた!」

「2人とも美味しい?」

「「うん!ありがとう!」」

「2人とも仲が良いわねー。」


母さんが微笑ましく私たちを見ていた。そしてその横には牛乳がある。途中で味を変えるのだろう。


「さくら、牛乳かける?」

「えっ、かき氷に牛乳かけるの?」


さくらがカルチャーショックを受けた顔をしていた。


「ええ、味が変わって美味しいんだよ。」

「確かに、苺牛乳があるから合うだろうけど、そんな勿体ない事していいの?」

「いいわよ。味を楽しまないと!」


私はさくらのかき氷に牛乳をかけてあげた。そしてついでに私のにも。

「あかり、私のにもかけてよ。」

「はいはい、」


催促を受けたので母さんのにも牛乳をかけてあげた。


「あー、全然味が違う、美味しい!」

「でしょー!」

「あかり、私の少し牛乳多かったんだけど。」

「あー…ごめん少し入れすぎちゃった…」

「もぉー!」

この場でそこまで追求されなかったが食べ物の恨みは怖いので用心しておこうと思うあかりであった。

最近寒暖差が激しくなってきましたね。

風邪に注意して元気でいて下さい。


それではここまで読んで頂きありがとうございました。

次回更新もお楽しみに!

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