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第百六十五話 決断は速い?遅い?

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

コンビニまでは家から約10分の距離にある。だが着いた時には汗びっしょりになっていた。

「涼しいー」

「そうね、またあの灼熱地獄の中を帰ると思うとゲンナリなるけど…」


私の言葉にさくらもゲンナリする。

気を取り直して私たちはお昼ご飯を選ぶ。


「さくら、おにぎりにする?それともお弁当?」

「パンにするよ。偶にはお昼にパンも良いかなーってね。」

そう言ってさくらはホットドッグを持ってきた。

「他は何かいる?」

「ううん…お姉ちゃんは何買うの?」

「私か…私はねー、何にしようかな。」

「あー!お姉ちゃん!これ買わない?」


さくらが指しているのは冷凍食品コーナーのスパゲッティだった。

「あー、たしかに良いかもね。安いし手軽だし。さくらはどの味がいい?ミート?カルボナーラ?」

「私はたらこが良いなー」

「たらこね。じゃあ私はカルボナーラにしようかな。」


カゴに商品を入れて、母さんの頼まれてたシャケのおにぎりもカゴに入れて、レジに並ぶ。


「お姉ちゃん、飲み物買おうよ。」

「あー…そうだね、この暑い中を帰らないといけないもんね…買って行こうか。」


さくらの提案で一旦飲み物売り場へ向かう。

私は迷わず水を買った。そしてさくらはというと…

「うーん…どれにしようかな…」

さくらは迷うタイプなのだ。特に一つしか選べない時は特に。最初から決めているなら決断は早いのに、こういう時は決断力を失うのだ。

「なんでも良いじゃない。私と同じ水にする?」

「ええ、水って味がないからいやー」

「まだまだ子供ねー、水の良さが分からないなんて」

私はやれやれという表情でさくらが選ぶのを待っていた。


「やっと決まったのね。」

「うん、無難にいつものにしとく!」

結局5分くらい悩んでいたから私は雑誌を立ち読みして時間を潰していた。


「ありがとうございました。」

店員さんに挨拶されて店を出る。

「全く、さくらもう少しスパッと決めなさいよ。」

「えへへ、ごめんなさい。」

ニコニコ笑いながら謝るさくら…

(これは反省してないようね…)

「まぁ、わからなくもないけど…」

「ん?」

さくらは私の独り言を聞いて少し小首を傾げながらも、深く聞いてくる事はなかった。そこからは2人で雑談をしながら帰って行った。


「「ただいま!」」

「おかえりなさい。遅かったわね。」

「暑かったから少し涼んでから帰ってきたの。」

「じゃあアイスクリーム買ってきたの?」

「いやいや、この暑い中アイスクリームなんて買ったら溶けちゃうでしょ?」

「あー、そっか車で言った訳じゃないもんね。あかりも早く車の免許が取れる年になってよー」

「あはは。後2年は待たないとね…」

「じゃあ後で母さんが買ってくるわ。」

「ほんと、やったー!さくら後で母さんがアイスクリーム買ってきてくれるらしいよ!何にする?」

「やったー!じゃあかき氷がいい!」

(ええ〜…即決ですか…)


恐らく、さっきコンビニに行った時に食べたかったのだろうなー

そう思った私でした。そして結局かき氷3つとなりました。

私は基本お昼などの時は悩みません。大体決まったものしか買わないからです。その代わりスイーツはめちゃくちゃ悩みます。特に新商品の時は。


それではここまで読んで頂きありがとうございました。

次回更新もお楽しみに!

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