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第十六話 平穏な日常に忍び寄る影

書きたい事があるから書き出すと止まらないなー


本編を楽しんで行って下さいね!

それではどうぞ!

 朝目覚めると隣にくみちゃんが居た……さくらの時と同じである。布団の中にいる……しかも下着姿で!


(えっ?何があった?くみは確かにうちに泊まりに来てた……だけど確か布団が私で寝てて、くみは私のベッドで寝てたはず……)


 そんな事を考えているとくみちゃんが起きた。


「あーあかりおはよー昨日はありがとね!」


(寝ぼけてるのか⁉︎今の自分の姿を見てほしい!)


「おはよー、くみなんで下着だけなの?」


 自分の姿を見てようやく我に返ったみたいだ顔を真っ赤にして悶えている。くみは身長は156cmで胸もある。(おそらくDはあるのでは?)


 そんな疑問を持ちつつ着替えを済まして朝ごはんを食べて、くみは母さんにお礼を言ってから私と一緒に家を出た。学校までは走っていく時と自転車を使う時がある。今はさくらに毎日会いに行ってるから走って行っている。自転車で10分走って約15分くらいの距離だ。基礎体力を上げるのにも丁度良い。


 そうして学校に着くと体操着に着替えてネットを張る。と、ここである事に気づく……


「くみはメガネかけてるね?」

「えっ?あーこれね普段はコンタクトレンズ使ってるけど、今日は洗えなかったからね、仕方ないからこっちを使ってるんだー」


 結構普通に言ってるけど、コンタクト付けるのは怖いと思う私だった。


「そうなんだ、今度泊まりに来る時はしっかり準備してからだね!」

「ええ、そうさせてもらうね、あとはさくらちゃんが退院してからだね!」


 二人で笑いながら作業を進めていく。その間に愛原さんがモップをかけてくれてた。


「愛原さんありがとね!」


 私は愛原さんに声をかけたが……


「あ、はい」


 というそっけない返事で終わってしまった……


 そして先輩達が集まってきて、私は走り込みに行こうとしたが、今日はサーブ練習なのでやらせて貰えるか頼んでみた、主将は勿論と快くOKしてくれた。みっちり朝練を終えてネットを片付けて教室へと行くのであった。


 午前の授業と午後の授業も終わり部活に行こうとすると、監督に呼び止められた。


「高木さん少し良いかしら?」

「はい!」


 私は返事をすると監督のいる方は走っていく。


「次の練習試合は再来週なのは聞いたかしら?」

「ええ、聞きましたよ!」


 私は監督の質問に答えた。


「うん、それでね、一年生には次の試合では試合慣れしてて欲しいのよね、だから失敗しても落ち込まず、すぐに次のプレーに活かす様心がけてほしいの!コートには6人いるこれだけは忘れないでね!」


「はい、分かりました!」


 私ははっきりと返事をする。


「うん!その粋でね!さてと次は青木さんだな!練習頑張ってねー」


 そう言うと監督は去って行った。


(一年生全員に言って回ってるのかー監督も大変だなー)


 そんな事を思いながら私は部活へ行った。部活も終わり片付けた後、くみと一緒に病院に行く。私はさくらの元へ、くみちゃんは自分の母さんのところへだ。


「さくら!ただいま!」


 私は病室へと入るとそこには眠っているさくらが居た。


(この時間まで寝てるのは珍しいなー)


 そんな事を思っていると看護師さんが病室に入ってきた。


「あーお姉さん!」


一安心な顔をする看護師さん


「どうしたんですか?」


私は尋ねると看護師さんはかなり神妙な顔をしている。するとそこにこの間の警察官二人が来たのだ。


「その子の叔父と叔母を逮捕した……」


「えっ?良かったじゃないですか!」


 私は少しホッとした、だけど逮捕したならここにこの二人が来ているのはおかしい……つまり何かあったのだ。


「あーそこまでは良かった、しかしだな……その後にそいつらの息子らがさくらちゃんを殺しに来やがった!」


「はぁ?どう言う事ですか⁉︎」


私は声を荒げた。こんなの怒るに決まってる。


「逆恨みよ、17歳と14歳の兄弟がお前さえ居なければって言って襲いかかったのよ!」


 私はそれを聞き怒りが込み上げてくる。


「彼女はなんとかナースコールを押して助けを呼んだの!そして助けに入った看護師二人のおかげでさくらちゃんは無事だった。でも、その時庇った看護師が一人負傷したの…幸い命に別状はなかったけど、しばらくは利き腕は使えなさそうよ。そして今もその兄弟は逃げてるの……」


 そこまで聞いて私は理解する。


(あーこれはやるしかないな!)っと…


「大丈夫ですよー……私の大切な人にこんな事をしてタダで済ませる訳にはいきませんからねー……」


 私は理解した今自分の身体からドス黒い殺気が出てる事を……警察官二人もそれを感じとっている……だからと言って黙っている訳にはいかないので私を止めようとする。


「ダメだぞ、あいつらはナイフと木刀を持って居たらしいからな、しかも逃げる時に今度はもっと数を増やしてくるとさえ言っていたらしいここは我々に任せるだ」


 男性警察官からそんな事を言われたが関係ない……


(全員纏めて地獄をみせてやる)


 私の怒りはそれほどまでに昂っているのだ。するとそこにくみがやってきた。


「ど、どうしたの?」


 明らかに空気が違う事に気づいてくみが事情を聞いて来る。だが、今はそんな事ができる状態でもない。だから……


「この一件が終わったら話すからさくらと一緒に私の家に居てくれる?」


 事の重大さに気づいたくみちゃんは頷くとさくらを抱える。


「すいません。これだけは絶対に譲れないのです。この子をもう2度と泣かせない為に!」


「わかったよ、その代わり危険だと思ったらすぐに逃げろよ集団で来た場合守れねぇからな!」


「大丈夫です。母さんから剣道も空手も柔道も教えてもらいました。」


「そ、そうか…」


 私の勢いに警察官の二人も少し気圧されている。最後にさくらの顔を見る。未だに眠っているさくらに言った。


「肝心な時に居なくてごめんね、これが終わったらまた楽しい事いっぱいしようね!」


 そして……さくらのおでこにキスをしてくみとさくらは病院から退去した。


「さぁ来なさいよ……私の大切な人に手を出したらどんな目に遭うか……思い知らせてあげるわ……」


 全員に地獄を見せてあげるわ。

あかりが初めてキレてます。

普段弄られてるのにいきなりキリってなるとカッコいいと思うのは私だけですかね?


ここまで読んで頂きありがとうございました!

次回もお楽しみに!

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