第百五十四話 トンボ
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
くみの所から帰ってきた翌日、私は昼過ぎに起きた。さくらはもう起きていて、勉強していた。
「お姉ちゃんおはよー、よっぽど疲れてたのね。」
「おはよー今何時?」
「今?13時40分だよ。お義母さんから好きなだけ寝かせておいてって言われたから起こさなかったよ、後、起きたらシャワー浴びなさいだって、」
「分かった。さくらは何してるの?」
「絵日記書いてるの、くみお姉ちゃんの所にいる間は書いてなかったからね。」
「そう、じゃあ私はシャワー浴びて来るわね。」
「うん、行ってらっしゃい。」
私は着替えを持ってお風呂場へ向かった。
10分後…
「ふぅー、さっぱりした。」
「あ、おかえりお姉ちゃん。」
「ただいま、そういえばさくら、持って帰って来たカブトムシ達は?」
「あの子達なら下にいるよ、涼しいからね。」
「カゴあのままだと可哀想だからしっかりしたカゴ買わないとね、」
「うん、帰りにお義父さんが買ってきてくれるから楽しみに待ってるの。」
(お父さん、さくらには激甘だな…)
「じゃあ餌は?」
「お義母さんが果物ゼリー入れてくれてるよ。床が汚れない様に今は新聞紙を下に敷いて発泡スチロールに入れてる。」
「あの2人、凄く手際がいいなー…」
私は自分の親の凄さに改めて驚いた。
夕方になって、流石に身体を動かしたくなったから夕方のランニングにさくらと出た。
「さくら行ける?」
「いつでもいいよ。」
「じゃあ行こうか!」
そして、いつものランニングが今日も始まった。
暑さもやわらいでいい感じの気候になっていた。
「あっ、トンボだ。」
私はいきなり目の間にトンボが飛び出してきたので一旦止まった。
「アキアカネだね、」
「えっ?赤とんぼじゃないの?」
「赤とんぼってトンボはいないよ、赤いトンボの総称を赤とんぼにしてるだけなんだって、」
「えっそうなの?」
「うん、ちなみにアキアカネは50種類いて、日本には21種類いるんだってー。」
「さくらってなんでも知ってるよね、」
「だって気になったから調べたくなっちゃうんだもん。」
「あはは。そっか、そっか!また面白い情報があったら教えてね!」
「うん、任せて!」
そして、私たちは再び走り出した。
家に帰り着くと母さんが帰って来ていた。
「おかえりなさい。」
「おかえりー!」
「あー、2人ともお疲れー、」
「ご飯作るの手伝います。」
「うん、ありがとう、でも少し休ませてー。今日は少し疲れちゃったのよ…」
「じゃあ私が作りましょうか?」
「えっ、さくらちゃんいいの?」
「もちろんです!簡単な物ですけど作れますよ。」
「じゃあお願いするわ、あかり、さくらちゃんが火を使う時はちゃんと見ててよ!」
「分かってるわよー、母さんは休んでて!」
私はそう言うとさくらと一緒に台所へと向かう。
「それで、さくらは何を作るの?」
さくらは冷蔵庫を見ながら少し考えて答えてくれた。
「オムライスだよ、卵と鶏肉とあと冷やご飯もあるし、玉ねぎとピーマンもあるからね。ケッチャップもあるから大丈夫そう。」
「分かったわ、じゃあ火を扱う時と包丁使う時は呼んでね!私は食卓の準備をするからね。」
そうして私とさくらは各々の役割をこなすのでした。
本編に出てきた赤とんぼ、通称アキアカネはお盆に多く旅廻る事から地方によって亡くなられた仏様が乗ってくると言われています。
私の祖父母の家付近ではよく言われていた為お盆にはトンボを捕まえちゃいけないと教わりました。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに!




