第百五十三話 お別れ
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
「ちょっと、さくらどうしたの?」
帰ってきて1時間くらいしてめいがさくらをおんぶして連れて帰ってきてくれた。
「ごめんね、少し目を離した隙に焼酎漬けのミツを舐めちゃったのよ。舐めない様にとは言ってたんだけど…」
「さくらちゃんらしいわねー」
「知識欲には勝てなかったかー。こっちこそごめんね、言ってくれたら迎えに行ったのに。」
「ううん、もともとこっちの不注意だったから。もっと気をつけておけばよかったわ。一応水飲ませて寝かしたら落ち着いたみたいだから送ってきたわ。」
「そうなのね、ありがとう。まぁ、偶には痛い目を見て成長する時もあるし、さくらにはいい薬になったかもね。」
「本当にごめんね、さくらちゃんにも起きたら謝っておいて。」
「分かったわ、まぁ、起きたらさくらにはお説教ね、お酒は20歳になってからって教え込まないと。」
「ごめんね、じゃあまた明日。」
そう言ってめいは帰って行った。
私はさくらをおんぶしたまま部屋へと戻りさくらを布団に寝かした。規則正しく寝息を立てているので大丈夫ではあるけど明日は二日酔いになりそうだ。
そうこうしていたらもう23時を回っていた。なのでくみも私もそのまま眠りにつくのであった。
「うぅー…頭痛い…」
「言う事聞かないからそうなるのよ、反省しなさい!」
「あいー…」
案の定、次の日さくらは二日酔いになっていた。午後のバスに乗るのでまだ時間がある。なのでさくらはそのまま寝かせておいて、私はめいのところに挨拶をしに砂浜へ行く。
「お世話になったね!」
「いえいえ、私も楽しかったし、宿題も助かったわ。」
「今度はこっちに遊びに来てよ、案内するわよ。」
「ええ、くみと一緒に遊びに行くわ。」
「くみのことよろしくね」
「ふふふ。分かってるわよ。あかりにとってもさくらちゃんにとってもくみは大切な人なんでしょ?」
「ええ、もちろん!」
「いい返事ね!任せておいて!でも…3人が羨ましいなー」
「私もあなた達3人の仲に入りたかったなー。」
「ふふふ。相思相愛でないと、難しいかもね。私は入っても問題ないと思ったわ。でも、さくらとくみの意見も聞かないとダメだからね。」
「…それもそうね。」
「じゃあ次に会う時に審判してよ。」
「審判は少し大袈裟な気もするけどね。」
「あら、だめかしら?」
「その辺はくみと決めてちょうだい。」
「あ、逃げたな。」
そのあと2人で笑い合って分かれた。バスの時刻にはくるらしいのでお別れの挨拶までは言わなかった。
その後お昼を食べた後、午後2時半頃くみの家を出た。
その頃にはさくらも復活していた為、問題なく帰宅する事が出来た。
「皆さんお世話になりました。」
「お世話になりました。」
私とさくらは頭を下げてお礼を言う。
「いいのよ、そんなに畏まらなくて、私たちも楽しかったわ!また来てね。」
「はい、ありがとうございます。」
「それとね、これを。」
くみのお母さんから渡されたのは手紙だった。
「これをあかりちゃんのお母さんに渡してちょうだい。」
「はい、分かりました。」
「ふふふ。お願いするわね。」
「はい、ではお世話になりました!また来ます!」
「はい、また来てね、」
そう言って私とさくらは手を振りながら帰った。くみはバス停まで送ってくれるのでそのまま付いてきた。
バス停に着くとめいがもう来ていた。
「ヤッホー。お見送りに来ました。」
「わー!ありがとう!」
「おっ!さくらちゃん元気になった。」
「うん!ごめんなさい、迷惑かけて…」
「ふふふ。次はもうしないでね。」
「はーい!」
「うん!いい返事!」
そういうと、めいはさくらの頭を撫でた。
そして、バスが来た。別れの時だ…
「じゃあまたね、」
「うん、今度はそっちに行くわ。」
「ええ、2人で来てね。」
「うん!もちろん!」
「待ってるよー!」
2人に見送られながら私たちは帰って行った。
「さくら楽しかった?」
「うん!もちろん!お土産を出来たし!」
そう言ってさくらは虫かごを持ち上げた。中にはカブトムシのオスとメスが一匹ずついる。
「そっか、良かった!でも、みんなに渡すお土産にはならないから駅で何か買いなさいね。」
「はーい!」
そうして私たちは家路に着いた。帰り着いたのは午後8時前でもう暗くなっていた。
「「ただいま!」」
「「はい、おかえりなさい。」」
帰るとお母さんとお父さんが出迎えてくれた。その後くみ達にも帰り着いた報告をしてそのまま眠ってしまった。私とさくらであった。
これでくみとの夏休みはお終いです。でも、まだまだ夏ネタは続くのでお付き合い下さい。
現実では秋が近づいてきてますので風邪などには注意してくださいね。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに!




