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第百五十話 夜の昆虫採集

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

夜になってから少し経った頃。さくらと私は縁側で星を見ていた。


「明日は帰らないといけないね。」

「うん…」

「さくら、寂しい?」

「うん…お姉ちゃんは?」

「寂しいよ…」


仕方ない事だ、みんなそれぞれの生活がある。


「今度はいつ来れるのかな?」

「うーん…冬休み…もしくは、来年か…」

「長いね…」

「電話はあるけど、やっぱり近くに居るのと居ないのとでは違うもんね。」

「うん…」


2人で話していると、後ろからくみがやってきた。


「2人とも辛気臭いよー、今生の別れじゃないんだからさー」

「「だってー」」

「まぁまぁ、明日帰るのは変わらないんだから楽しい事しよう。」

「楽しい事?」

「とりあえず、2人とも長袖長ズボンに着替えてきて。」

「…まさか?」

「そのまさか!カブトムシ取りに行くよ!」

「いるの?この辺に?」

「昨日行った神社は雑木林になってるから居るはずよ!星野さんから電話があって今から仕掛けをしてくるから来てってさ。」

「あの子、本当にアグレッシブね…」

「カブトムシ欲しい!行こう行こう!」


さくらのテンションが先程と違う。カブトムシの力は子供のテンションすら上げてしまうらしい…

という事で、準備を終えた頃、星野さんがやって来た。


「やっほー、準備できてる?」

「うん。虫かごとあみ、軍手、懐中電灯、万全だよ。」

「流石、さくらちゃん。分かってる!」

「えへへ、誘ってくれてありがとめいお姉ちゃん!」

「どういたしまして。2人は準備出来てる?」

「大丈夫よ。」

「いつでも行けるよ。」

「じゃあ行こうか。」


私たちは神社へと歩き出した。

「そういえばさ、2人とも私の事下の名前で呼ばないよね?なんで?」

「えっ?だってまだ会って日が浅いから少し抵抗が…」

「それに、下の名前で呼んでいいのかも分からないし…」

「もぉー水臭いなーそのくらいいいわよー。さくらちゃんは下の名前で呼んでくれるわよ。」

「さくらはまぁ…なんか許されるよね…」

「なんかね…」

「でも、下の名前で呼んでくれたら嬉しいなー」

「そうね、もう友達だもんね、じゃあ、めい改めてよろしく!」

「よろしく!あかり!」

「じゃあ私も改めてよろしくめい。」

「くみは本当に改めてだね!」


「それにしても…蒸し暑いね。今夜は」

「そうね。何か出るんじゃない?」

「出るって?カブトムシ?」

「いやいや、この場合…お化けでしょ?」


くみは懐中電灯を使ってさくらを驚かせた。

「いやああああああー!」

「あれ?さくらちゃん、お化けダメなの?」


さくらは私の身体にくっついて震えていた。なので私がこの前、学校であった、さくらの体験を話してあげた。


「なにそれ?さくらちゃん、マジでそんな体験したの?」

「うん…怖かった…」


さくらは涙目でうなづいた。


「私的には、そのあとのあかりの方が怖いよ…」

「あはは…私も危うく騙されるところだったからね。本当にお化けがいるとは思わなかったし…」


とりあえずくみにゲンコツを1発しておいて、話を続けた。


「まぁ、今回は4人いるし、大丈夫でしょ?」

「そうね、何かあったらあかりがまたお化けをボコボコにするでしょうし。大丈夫でしょ!」


反省の色がなかったので、もう1発くみの頭にゲンコツを落としておいた。


「じゃあカブトムシ捕まえに行こ!深くまでは罠は仕掛けてないから。」

「さくらは私が手を繋いでいてあげるからね、大丈夫よ。」

「ありがとう…」


という事で虫取り開始である。

今日はワクチン接種でした。なのですいませんが9月の8日と9日は休載致します。

勝手ながら申し訳ありませんがよろしくお願いします。


いつも読んで頂きありがとうございます。

それでは次回更新もお楽しみに。

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