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第百四十話 スイカを食べよう

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ。

「さくら、そろそろ起きて。おやつだよ。」

3時近くになったのでさくらを起こした。

「…ん、んー…あっ、おはよう…」

「良く寝た?さくら。」

「…うん、ぐっすり…もう少し寝てたい…」

「だーめ!夜寝られなくなるでしょ。ほら顔を洗って来なさい。」

「ふぁーい…」

あくびをしながら返事をするレアなさくらが見れました。


寝ぼけ真子のさくらが戻ってきた。すると台所から声がした。

「スイカ切り分けたよ。」

私とさくらは台所へ向かった。すると綺麗に切り分けられたスイカがあった?

「おお〜」

寝ぼけ真子のさくらの目がキラキラしだした。

「さくら、スイカ食べた事ないの?」

「ないよ。お店で見るくらいだったかな?」

(さくらの事をまだまだ知らないなー)

「くみ、おじいちゃんとおばあちゃん呼んできて。スイカ切れたよって。」

「はーい」

返事をするとくみは外へと駆けて行った。

「あかりちゃんとさくらちゃんはそこに座って待ってて。揃ったら食べるから。」

「はい。ありがとうございます。」

「はーい。」

という事で私とさくらはテーブルの前に座って待っていた。

しばらくするとくみがおじいちゃんたちを連れて戻ってきた。

「戻ったよー」

「うん、じゃあ食べましょう!」

みんなが揃ったので私とさくらも切り分けたられたスイカを持っていく。

「じゃあ頂きましょう。」

「「「「「「いただきます!」」」」」」

「うわー!甘いー!」

「美味しい!」

一口食べて口の中に甘みが広がった。

「うん、美味しい!あかり、塩かける?」

「うん、もちろん!」

私はくみから塩を貰ってスイカにかけた。

「えっ?塩かけて食べるの?」

「そうだよ、私は塩は一口食べてそれから塩をかけるんだ、さくらもかける?」

「うん、お願い!」

私はさくらのスイカにも塩をかけてあげた。

「うわー!本当だ!甘みが増したよ!凄い!」

「でしょー!夏ならではの食べ物だよね!」

「さくらちゃん、あかり、縁側で食べない?外の景色見ながらとかなかなか出来ないよー」

くみが縁側に座って私たちを呼んだ。なので私たちも縁側へと向かう。

「風が気持ちいいねー」

「潮風がここまで届くんだねー」

縁側に座って3人でスイカを食べていると潮風が吹き抜けていった。

「さくら、種は捨てなよ、」

「えっ?種は食べれないの?」

「食べれるけど、あまりお勧めしないよ。」

「そうなんだー」

そうして、さくらはまた一口スイカを食べるのであった。


日が西に傾いてきて夕焼け空になってきた。

「じゃあ走りに行こうか!くみ、さくら!」

「うん!」

「ええ!浜辺に行くの?」

「うん、道がわからないから浜辺の方が良いかも!」

「じゃあ、先に行ってて、私もすぐに行くから。」

「わかった。浜辺で待ってるよ!」

という事で、私とさくらは先に浜辺に向かった。


「ねぇ、くみお姉ちゃん何かあったのかな?」

「ふふふ。たぶん大丈夫よ。だって、楽しそうな顔をしていたし。心配ないよ。」

「そうなんだ。流石お姉ちゃん。くみお姉ちゃんの事よくわかってるね。」

「そりゃあね、3年間友達して、付き合ってるんだからね!」

「少し嫉妬しちゃうなー!お姉ちゃん達に…」

「あはは、さくらにもそんな感情があるんだね!」

「もぉーからかわないでよー」

さくらは顔を赤くして私をポカポカと叩いてくる。痛くない。むしろ可愛いかった。

浜辺に着くと女の人がビーチバレーのボールを持って海を見ていた。

「ビーチバレーかー…やってみたいなー。」

そんな声が漏れてしまう。すると、

「あ!お2人さん!ビーチバレーしませんか?」

「「えっ⁉︎」」

急な誘いを受けるあかりとさくらだった。

夏にスイカ食べますか?

ここ最近は食べてないなーと思いながら書きました


ここまで読んで頂きありがとうございました。

それでは次回更新もお楽しみに!

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