表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/250

第百三十八話 浜辺

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

「「お邪魔します!」」

「いらっしゃい!2人とも!長旅お疲れ様!」

「「お世話になります!」」

「荷物は私の部屋に置いていいよ。」

「あかりちゃん達お昼まだでしょ?」

「あっ、はい。」

「まだ早いから何も出来てないのよ、だから海に行って来て良いわよ。」

「えっ?良いんですか?」

「ええ、お客さんですもの!」

私はくみの方を見た。

「行きましょうよ。泳がなくても歩くだけでも良いものよ。」

「じゃあそうさせてもらいます。」

私とさくらは頭を下げて、くみの部屋へと向かった。


「ふぅー疲れたー」

「私もヘトヘトだよー」

「あはは。2人ともお疲れ様。でも、海に行くんでしょ?日焼け止めクリーム塗ったら行こう。」

「うん、でも少し休憩。座りっぱなしもキツイよー」

「あかりは飛んだり跳ねたりで立つ事の方が多いものね。ずっと座ってるのはある意味酷だったわね。」 

「あはは。なかなかね…」

そして、少し休憩したあと、海へと向かった。


今は3人で海へと向かっていた。さくらを挟む形で手を繋いで歩いている。

「それにしてもくみ、結構待ったでしょ?」

「そんなには待ってないよ、バスの時間は分かってるからね、その時間に行けばいいんだから。」

「えっ?じゃあ朝から何回も来てくれてたの?」

「うーん…始発は5時40分だからね。9時までは来ないと思ってたから10時台のバスかな?って思ってたし、だから来たのは3回かな?」

「ごめんね、もっと連絡してれば良かったよ。」

「ううん、私も運動して基礎体力上げないといけないからね、良い運動になったよ。」

「そういえば、ビーチバレーするって言ってたよね?やってるの?」

「うん、やってるよ、」

「そっか!夕方は毎日さくらとランニングしてるから一緒にいく?」

「それなら浜辺でやりましょう。意外とキツイのよ。」

「いいわね!さくらにも良い経験になる!ね、さくら!」

「うん!楽しみ!」


「海だー!」

さくらは大きな声で叫んだ。まぁ、誰も居ないから迷惑でもないので注意もしない。逆に私も叫んでみたかったくらいだから。

「さくら、まだ泳がないからね、今は浜辺を歩くだけよ!」

「分かってるよー!」

さくらは砂浜を走り回ったり、貝殻を探したりしている。

「めちゃくちゃ楽しんでるわね…」

「いいんじゃない?海なんてなかなか来れないでしょ?」

「…それもそうね!」

「2人とも!あっちの方行ってみたい!」

「あー…あっちは岩場だから危ないよ。」

「ダメ…?」

さくらがこちらを寂しそうに見てくる。私はくみの方を見た。

「良いんじゃないかな?私たち2人が付いてるしさ。それにそこまで危なくないよ。奥に行かなければね。」

「分かった。じゃあさくら、私たちも一緒に行くから戻っておいで。」

「はーい!」

本当にさくらは楽しそうです。


岩場に来ると確かにそこまで危なくはなかった。所々に生き物もいるからさくらは大喜びしている。

「みてみてー!カニがいた!」

「本当だね!なかなかいないんだけどなーさくらちゃん付いてるね!」

「そうなの?海なら沢山いると思ってたのに。」

「サワガニじゃないんだから…」

「サワガニもそんなにいないよー」

「…たしかに…」

「「ぷっ、あはは。」」

何故か分からないけど2人揃って笑いだした。こんな風に笑ったのはいつ以来かな?さくらとはいつも笑ってるけど、やっぱり少し違う気がした。

「お姉ちゃん達!見てみて!イソギンチャク!」

「うわー!どっから持って来たの⁉︎」

「あはは、本当にさくらちゃんは凄いわ!」

そうして私たちは海の生き物を堪能しました。

海なんてしばらく行ってないなー…今年は行こうと思っていたのに結局コロナで行けないというね…

早く落ち着いてくれるのを願うばかりです。


それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました。

次回更新もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ