第百二十六話 小さな幸せ
お待たせしました。
それでは本編をどうぞ!
雨がしとしと降ってます。
「雨止まないねー」
「止まないねー」
「そろそろ梅雨明けだからもう少しの辛抱よ」
私とえりちゃんとれんちゃんで窓の外を見ていた。ここ最近は連日の雨で気分が滅入りそうになっていた。
「えりは雨が続いても大丈夫なのに、初日は絶不調になるって珍しい体質だよね」
「うん、まぁ初日よりマシってだけで頭痛はあるんだけどね。」
「じゃあ今も?」
「まぁ、気分が悪くならないレベルだから大丈夫だよ。」
「あー!外で遊びたい!」
「だよねー走り回りたい!ところで…さくらちゃんは何してるの?」
私は席に戻ってノートを開いていた。
「なーに?さくらは勉強に勤しむの?」
「違うよー、晴れたら何したいか纏めてるの!やりたい事が沢山あるからね!」
「おー!いいね!どれどれ…」
2人が私の席を囲むようにしてノートを読む
「えーと、サイクリング、散歩、鬼ごっこ、缶蹴りドッジボール…」
「さくらちゃんやりたい事ありすぎ!これじゃあ一日じゃあ足りないよー」
「いいんじゃない?これから夏休みなんだしさ!私たちもやりたい事書き出しておきましょう!」
という事でそれぞれの机でやりたい事を纏めるのでした。
「まだ雨が降ってるね、」
「しょうがないよ、梅雨だもん。」
「来週には梅雨明けだって、天気予報で言ってたよ。」
「でも、明日は大雨なんでしょ?怖いなー…」
下校前に廊下で4人、私とえりちゃん、れんちゃん、さゆりんで話していた。
「明日は休みの可能性もあるって先生が言ってたし、雨にも困ったもんよね…」
「えーそうなの?」
「あれ?さゆりんのクラス言われてないの?」
「あの先生ズボラだからきっと忘れてたのよ。いつもの事よ。」
「「「あはは…」」」
私たちはから笑いするしかなかった。
「でも、雨の日も良い事あるよ。」
「何を楽しむのさくらちゃん?」
「長靴と傘!」
「「「えっ?」」」
「だって、雨の日にしか使えないじゃん!雨の日限定でいろんな傘が見れるんだよー上から見てみなよ!お花が咲いてるみたいでしょ?」
3人は窓から下校してるみんなをみてみる。
「なるほどね、確かに綺麗ね」
「さくらちゃん、こんな楽しみを独り占めしてたの?」
「でも、こうして見ると私たちもこんな風に誰かに見られてるのかと思うと良いものね。それで長靴は?」
さゆりんからの質問に私は答える。
「長靴はねー帰り道に水溜りに入れる!」
「「「あー!わかるー!」」」
「確かに、遊んだわー」
「でも、低学年の時だけどね。」
「さくらちゃんは小さな幸せを見つけるのが得意なのかもね。」
「えへへ!それほどでもー」
「さあ、みんな帰ったし、私たちも帰ろう。」
「うん!」
そうして、私たちも帰るのでした。
帰り道
「ねぇねぇえりちゃん!見て見て!」
「どうしたの?」
私は自分の傘にえりちゃんを入れて内側から傘を見せた。
「水玉が綺麗だよ!」
「本当だ!綺麗!」
「これ新品の傘なの!だから雨粒を弾いてくれるから綺麗な水玉になってるのかも!」
「本当にさくらちゃんは綺麗な物や幸せを見つけるのが得意ね。」
「目に入っちゃうんだ。綺麗な物がね、教えてあげてって言われてるみたいに!」
「ふふふ。なにそれー。さくらちゃんらしい!」
私たちは笑いながら家路に着くのでした。
そして次の日は雨が強く学校は休みとなり、お姉ちゃんも学校は休校となった為、家で大人しくしてました。
もうすぐ梅雨明けです。
こういう小さな幸せって探さないと見つからないんですよね、でも見つけると凄く嬉しいんです!なんでだろう。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新もお楽しみに!




