第百十話 幸福な一日
お待たせしました!
それでは本編をどうぞ!
昼休みが終わる少し前に図書室を出た、れんちゃんはまだ仕事があるので、3人で教室へ戻る。教室までの帰り道、私とさゆりちゃんはえりちゃんに軽く説教されていた。
「全く!図書室では静かにしないと!見ててこっちが恥ずかしかったんだよー!」
「もぉ!ごめんってば!」
なので、さっきから私たちは謝り続けてます。
「じゃあ二人ともまた放課後にね、」
「うん!また後でねー」
私たちはそれぞれの教室へ戻っていきました。
その後も、帰ってきたれんちゃんにも叱られて、散々な目に遭いました…
放課後、今日は遊ぶ約束はせずに真っ直ぐに帰った。偶には帰って家の手伝いをしようということになった。
「「じゃあまた明日ね!」」
「「うん、また明日!」」
れんちゃんとさゆりちゃんに手を振って私たちも帰って行った。
「ねぇねぇ、最近さくらちゃんは勉強してるの?」
「えっ?ぼちぼちかなー?心配してくれてるの?」
「うん、だって、ここ最近自転車乗る練習とかしてたしさ、疲れて出来ないんじゃないかって…」
「そんなことないよー、第一、2日だけ勉強しなくてもなんとかなるよ!心配しないで!」
「さくらちゃんは無理するからなー嫌なら嫌って言ってよ!友達に気を遣う必要ないからね!」
「ふふふ…そうだね、でも、嫌なら嫌って言うよ!れんちゃんにもしっかり言ってるからね!」
「…それもそうだね!心配ないならいいよ!」
それからまたアニメやマンガの話をして帰った。
「「また明日ね!」」
お互い手を振って別れた。
「ただいまー!」
シーン…
いつものように誰もいない。という事で、いつものように家事をする。洗濯物を入れて、お米を研いで、炊飯器をセットするには早すぎるのでしばらく待つ事にした。その間に今日の宿題とノルマの勉強もする。
そして良い時間になったので炊飯器をセットして待つ。その間はまた勉強の続きをする。ちなみに学校ではノートを使っているけど、帰ってきたらルーズリーフを使ってます。ルーズリーフの方が計算しやすいし、すぐに切れるので使いやすいのです。
しばらくすると、お義母さんが帰ってきた。そしてお姉ちゃんとお義父さんも帰ってきた。
一気に賑やかになる。
「おかえりなさい!みんな!」
「あら?どうしたの?さくらちゃん?」
「どうしたのさくら?」
「どうしたんだいさくらちゃん?」
3人の視線が私に集まった。
「えーとね…みんなが帰って来て、嬉しかったの!それだけだよ!」
「「「…なにそれー」」」
3人は笑っていた。
そして私も笑った。
「さぁ、晩御飯食べるからさくらちゃんはテーブルの上を片付けたらお皿並べてね!あかり達は着替えて来なさい!」
「「「はーい!」」」
返事をした後はすぐに行動!そして10分で準備を終わらせて晩御飯にする。
ご飯を食べ終わった後はお姉ちゃんとお皿洗いなどの片付けをする。そしてお風呂に入った後はお義父さんから借りてる本を読む。基本的に科学雑誌だけど、偶に物語の小説も読んでいる。
「さーくーらー!何読んでるの?」
「わぁ!お姉ちゃんか!今日はねー科学雑誌だよー」
いきなり後ろから抱きつかれて驚いたけど、いつものことなのですぐに冷静に対応する。
((良い匂いがする…))
お風呂入ったばかりだからお互いに良い匂いがしてドキッとなる。
「お姉ちゃん、服着て来なよー!」
「う、うん…髪も乾かしてくるね」
((ヤバいドキドキする))
相変わらず初心な二人です。
そしてその後は二人でオセロをした。
結果は私の全勝でした。
お姉ちゃんは悔しそうにしています。
「明日は勝つからね!覚えておきなさいよさくら!」
「それ、昨日も一昨日も言ってたよ!」
「うるさい!絶対勝つんだからね!」
怒ってそうで怒ってないのは知ってるからもう少しからかっていると、捕まえられてこちょこちょされた。
そして、笑い転げているとお義母さんが来て、
「静かにしなさーい!」
この一喝でようやく私は解放されました。
そして時間的にも寝る時間になるので寝ます。
「おやすみなさい、お姉ちゃん」
「うん、おやすみなさいさくら。」
やっぱり今は幸せです。
明日の更新はお休みします。
少し予定が増えた為急遽休みにします。
更新は7月27日火曜日の21になります。
楽しみにしてくれてる方々には申し訳ありませんがしばしお待ちください。
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
次回更新もお楽しみに!




