第百九話 図書室にて…
お待たせしました。
それでは本編をどうぞー!
翌日、
「それじゃあさゆりちゃんも来るんだね、」
「ええ、4人で遊べるね、」
「ねぇねぇ、またさくらで着せ替えしても良い?」
「いーやーだー!下着姿見られるのって恥ずかしいんだよ!」
「ええー分かるけど、さくらって可愛いから何でも着せてみたいんだよねー」
「おだててもやらないからね!」
「チッ!ダメかー」
「今舌打ちされたー⁉︎」
「気のせいだよーねーえりー?」
「えっ?いきなり私に振らないでよ!」
その後も笑いが絶えなかった私たちだった。
昼休み、今日はさゆりちゃんが委員会当番じゃないので、3人で図書室へ図書室にはれんちゃんが先に行って図書委員会として仕事していた。
「あら?3人で来たんだー」
「偶にはれんの仕事ぶりを見とこうかなーってね、」
「私は真面目だからサボったりしないよーだ!」
「知ってるよーだから今日は静かに本を読んで監視するの!」
「監視って…やっぱりサボるって思ってるでしょ⁉︎」
クスクスと笑いながら私たちはその場を後にする。
えりちゃんは文学小説の棚へ行ってしまった。
さゆりちゃんは私と同じ図鑑の所だ。でも、ジャンルは違う。さゆりちゃんは動物や虫などの生き物関係だ。私も読むけど、今日はそんな気分ではないから宇宙や星の本だ。適当に一冊持って椅子に座る。えりちゃんはというと、まだ決まって無さそうだ。なので先に読み始める。
「さくらちゃんの一冊は分厚いね、読み応えありそう。」
「うん、こういうのを読んで広く浅く知って、後で興味のある所を深く調べるの。幅広く知れて面白いのを見つけられるから楽しいよー」
「へぇーさくらちゃんは勉強が好きなのね。」
「勉強が好きって訳じゃないよ、調べるのが好きなだけだよ。」
「同じ様なものだけど、たぶん違うんだろうなーもしかして中学は私立受けるの?」
「受けるよ。知らない事を知るチャンスだからね!」
「さくらちゃんも受けるんだ!私も受けるんだ。私立中学」
「えっ?そうなの?」
「うん、私はまぁ親に受けてみなさいって言われてだけどね…正直モチベーションが上がらなかったけどさくらちゃんも受けるなら頑張らないとね」
「じゃあ沢山勉強しないとね!」
「ええ、お互いにね、さくらは今どの辺りの勉強してるの?」
「んーとね、宇宙理論とブラックホールの現象ってところ!理科って途中から物理と化学と地学と生物学に分かれてね、そこから…」
「ちょっと待って!勉強してる次元が違うくない⁉︎」
「しーっ!図書室では静かにだよ!」
さゆりちゃんが急に叫んだので私は注意した。そして今度は小声で話す。
「ちょ、ちょっと待ってね、れんと少し話してくる。」
「あー大丈夫だよ、後ろにいるから…」
「えっ?」
「二人とも図書室では静かにお願いします。」
笑顔で言ってるけど目が笑ってない…正直怖い…
「ちょっとれん、さくらちゃんが頭良いのは知ってるけど小学生レベルじゃないじゃん!」
「だーかーらー!しーずーかーに!」
「あっ!ごめん…でも…」
「だから、言ったでしょ?さくらは次元が違うって!私たちがちんぷんかんぷんな話でも、さくらは理解してるんだって。ここの図書室より難しい本も読んでるからね、さくらは…」
「もし飛び級とかあったら…」
「ええ、おそらく中学は行かなくていいでしょうね…まぁ、その話は置いといて!静かにしないと出禁にするわよ!」
「「はい…」」
そして、えりちゃんは私たちから少し離れたところで本を読んでいた。上手く逃げていたのだ。ずるい!
なかなかあかりメインで話が作れない…もう少し煮詰めよー
それではここまで読んで頂きありがとうございました
次回更新もお楽しみに!




